33年ぶりレフティーV目指す細野勇策が首位 岩崎亜久竜も並走で最終日へ
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 3日目(28日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)◇曇り(観衆3396人) 【画像】松山英樹が着る世界選抜のユニフォームがかっこいい 1打差首位から出たレフティーの細野勇策が4バーディ、2ボギーの「69」でプレーした。ツアー初優勝へ通算12アンダー首位で残り18ホールに臨む。日本人レフティーの優勝となれば、1991年「ダイドードリンコ静岡オープン」を制した羽川豊以来、33年ぶりとなる。 細野が首位で最終日を迎えるのは2023年「カシオワールドオープン」以来2回目。最終組でのプレーは今季3回目となる。「優勝争いを重ねてだいぶ慣れてきた。ショットもいいので、そのへんも少しは自信になっていると思う」と地に足をつけてプレーできている。 最終18番は3パットのボギーで首位に並ばれたが、「今日もパットに助けられた」とグリーン上は好調を継続している。今季の平均パット数は全体6位(1.7136)で、昨季の39位(1.7637)から数値をアップ。今季ベストの3位で終えた1カ月前の「フジサンケイクラシック」あたりからティペグ等を使ったパット練習に取り組むことで「イメージが合ってきた」という。 今週の課題だったショットの精度も「この3日間で一番良かった」と復調気配。「今日も一日すごく楽しかった。明日も楽しく回りたい」と最終日の争いを見据えた。 2週前「ANAオープン」でツアー2勝目を挙げた岩崎亜久竜が2位から出て「68」で回った。細野と並ぶ首位に浮上して最終日を迎える。 坂本雄介がこの日のベストスコアとなる7バーディ「64」で24位から通算11アンダー3位に急浮上した。幡地隆寛も「70」で回って坂本に並んだ。
通算10アンダー5位にツアー6勝の金谷拓実、小西貴紀、今平周吾、ジャスティン・デロスサントス(フィリピン)の4人がつけた。 ツアー史上初の月間4勝がかかる平田憲聖は「73」とボギーが先行し通算6アンダー21位に後退。 16歳のアマチュア松山茉生は1イーグル4バーディ、3ボギー「68」でプレーした。今大会では初のアンダーパーで通算3アンダー42位。 前年覇者の木下裕太は1オーバー63位で3日目を終えた。 <上位成績> 1T/-12/細野勇策、岩崎亜久竜 3T/-11/坂本雄介、幡地隆寛 5T/-10/今平周吾、ジャスティン・デロスサントス、金谷拓実、小西貴紀 9T/-9/小木曽喬、前田光史朗、浅地洋佑、佐藤大平