＜大王製紙エリエールレディース・プロアマ＞アマのラインを読む上田桃子（撮影・井垣　忠夫）

　女子ゴルフの大王製紙エリエールレディースは14日、愛媛県松山市のエリエールGC松山（6575ヤード、パー71）で開幕する。今季限りで第一線を退く意向を表明した、上田桃子（38＝ZOZO）は「とにかく目の前の試合を頑張るっていうのしかない」と表情を引き締めた。 　現在メルセデスランク46位。視線の先に見据える、優勝者やメルセデスランク上位者など40人しか出場できない最終戦の国内メジャー、ツアー選手権リコー杯への切符を手にするためには、単独8位以上が最低条件となる。 　この日もプロアマ戦後は足早にパッティンググリーンに向かい、辻村明志コーチとともに入念にショートゲームの調整を行った。「自分の持っているものを全部出し切って、何とか来週につなげたい気持ち。楽しみたいって思ってやったことない。今も最後だから楽しみたいっていう気持ちでもない。最後だから結果出したいという方が強い。プロゴルファーですからね、結果ありきだと思うので」。これまでと変わらず貪欲に結果を追い求める。