“現代アートとインディーゲーム”相互の魅力に迫る展覧会「art bit展」がホテルアンテルーム京都で開催決定。『アンリアルライフ』hako 生活氏らが監修する「ピクセルアートルーム」の宿泊予約もスタート
「常に変化する京都のアート&カルチャーの今」を発信するギャラリーホテル「ホテル アンテルーム 京都」は、現代アートとインディーゲームの魅力に迫る展覧会「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture - #4」(以下、art bit展)を6月23日(日)から開催すると発表した。 『art bit展』画像・動画ギャラリー 入場無料の展覧会は9月7日(土)まで、各日の午前10時から夜8時に実施される。また、会期中には『アンリアルライフ』のhako 生活氏ら5組のアーティストによるコンセプトルーム「ピクセルアートルーム」も展開される予定で、5月23日(木)から宿泊予約を受け付けている。 「art bit展」は、“365日アートフェア”をテーマに掲げるホテル アンテルーム 京都と2013年から京都で開かれているインディーゲームの祭典「BitSummit」の出会いから生まれた展覧会である。 4年目の開催となる今回は「2D or not 2D」をテーマに、世代を超えたゲーム体験や生成AIの台頭で変わりつつあるリアリティの変容を受け止めつつ、平面表現の新たな形を模索して生み出された現代アートとインディーゲームが展示される。 会場では、日本仏教をテーマにしたピクセルアートを追求しているたかくらかずき氏や、「ゲームのバグ画面」をアーカイブ的芸術に残そうとする岡田舜氏らの現代アートを鑑賞できる。 また、夢にひたむきな画家の物語を描く『Behind the Frame ~とっておきの景色を~』や、コントローラーの代わりに黒板消しを叩いて反乱したチョークと戦うゲーム『チョークの叛乱』など、絵画の制作やドローイングの体験に影響を受けたインディーゲームも展示される。 加えて、会場では『アンリアルライフ』や『NEEDY GIRL OVERDOSE』など“ドット絵”から“ピクセルアート”に至るまでの沿革をたどる展示や、京都・東京の芸術大学で学ぶ新進クリエイターの奨励作品も出展。それぞれギャラリーやプレイスペースで自由に鑑賞・試遊できるという。 上記のほか、スタート前夜の6月22日(土)夜7時30分からは、出展作家によるレセプション・トークセッションも入場無料・予約不要で実施される。お近くの方や京都でご予定がある方はあわせてチェックしておくとよいだろう。 プレスリリースの全文は以下のとおり。 ■【ホテル アンテルーム 京都】現代アートとインディーゲームの魅力に迫る展覧会「art bit」展を開催 5組のピクセルアーティストによる「ピクセルアートルーム」もスタート 「常に変化する京都のアート&カルチャーの今」を発信するホテル アンテルーム 京都では、2024年6月23日より、現代アートとインディーゲームの相互の魅力に迫る展覧会「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture - #4」(以下、art bit展)を開催します。また展覧会初日より、5組のピクセルアーティスト監修によるコンセプトルーム「ピクセルアートルーム」を展開いたします。 「art bit展」は、日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit」と連動し、ホテル アンテルーム 京都 GALLERY 9.5 にて2021年から毎年夏に開催している入場無料の企画展です。同展の開始に合わせて、異なる世界観をもった5組のピクセルアーティストによるコンセプトルーム「ピクセルアートルーム」を展開します。ご宿泊者限定の客室展示を設けた同室の宿泊予約を、本日より開始します。 ・■「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture -」展について 2011年の開業以来、「常に変化する京都のアート&カルチャーの今」を発信してきたホテル アンテルーム 京都と、2013年より続く日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit」との出会いから生まれた本展では、現代アートのゲーム性とインディーゲームの芸術性という、合わせ鏡のような魅力とクリエイティビティのルーツに注目。互いのカルチャーの垣根や、アーティストやクリエイター、研究者といった立場を超えた人と人との交わりから、アートとゲームの新たな可能性を追求しています。 4年目となる本年は「2D or not 2D」をテーマに、世代を超えたビデオゲーム体験の浸透や生成AIの台頭によって変わりつつある同時代のリアリティの変容を受け止めながら、新たな平面(2D)表現の創出に取り組んでいる現代アーティストたちの作品と、それと呼応するインディーゲームの作品群を展示する、ゲームからみた新しい「絵画」展に挑みます。 現代アートからは、ビデオゲームのドット絵から出発しながらまったく異なるアプローチのピクセルアート表現を平面的・立体的に追求しているたかくらかずき、Zennyanをはじめ、片やゲームのバグ(グリッチ)画面やノイズを利用しながら、片や落ちものパズルの連鎖消滅から着想して具象と抽象のあわいを衝きつつ、絵画制作と鑑賞のルールを攪乱し続ける岡田舜の油絵と竹内義博のアクリル画、ユーザーが紙に描いた絵からオリジナルゲームが生成されるインタラクティブ筐体をDIY制作しているジェレミー・コーティアル、雑誌の挿絵から油絵、版画、陶磁器と、時代とともに表現領域を拡張させてきたシン コヤマの死生観をえぐる多次元世界に、飯田和敏がゲーム作家ならではの技法で介入するコラボレーション映像や、人と人以外のものたちとの垣根をこえた表現を異種としてのAIの力も借りながら追求するマルチスピーシーズアートの旗手・大小島真木の平面/立体作品などを出展。 インディーゲームからは、現代アート作品の合わせ鏡として、夢にひたむきな画家が一番の作品を完成させるまでの物語を描いた『Behind the Frame ~とっておきの景色を~』(Silver Lining Studio)、反撃をしかけてきたチョークを黒板消しを叩いて返り討ちにする『チョークの叛乱』(のへもん / Kenji Okuda)、ゲームの最速クリアを目指す競技・RTAをモチーフにゲーム機本体のバグを駆使する『BearRunner Any% RTA』(しゅんて)など、絵画の制作やドローイングの体験に影響を受けながら制作された作品群を展示。また、20世紀のドット絵から21世紀のピクセルアートに至るクロニクルを辿る作品群として、『アンリアルライフ』(hako 生活)や『NEEDY GIRL OVERDOSE』(Why so serious)などの作品群を展示。加えて、京都と東京の芸術大学出身の新進クリエイターの手による奨励作品として、『巡るアトリエ棟』、『ゲロゲロ!』を展示。ギャラリーおよびプレイスペースにて自由にご鑑賞、ご試遊いただけます。なお、インディーゲーム作品については、ホテルの公式ホームページやSNSにて出展作品を随時公開いたします。 ・展覧会概要 名称:art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture - #4 会期:2024年6月23日(日)~9月7日(土)10:00~20:00 会場:ホテル アンテルーム 京都 l GALLERY9.5 入場料:無料 レセプション・トークセッション:2024年6月22日(土)19:30 ※出展作家によるレセプション・トークセッションを予定。事前予約及び参加費不要。 参加は当日、フロントデスクまで。 ・■「ピクセルアートルーム」について 2021年にご好評をいただいたインディーゲーム「アンリアルライフ」の世界に浸る期間限定コンセプトルーム『アンリアルルーム』。 この度、異なる世界観をもった4組のピクセルアーティストを加え、5室の『ピクセルアートルーム』として新たなコンセプトルームを展開いたします。 映像作家、デザイナー、ミュージシャン、ゲームクリエイターなどジャンルを横断した表現と異なる個性を持ちながら、ピクセルアートというゲームのドット絵から影響を受けた新たな表現に挑戦している5組の作家たちの世界をお楽しみいただけます。 ※作品画像及び関連商品などはイメージ画像です。実際の展示内容とは異なる場合があります。 hako 生活 個人ゲーム開発者。2020年に4年間かけて一人で開発したアドベンチャーゲーム『アンリアルライフ』をリリース。 文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞を受賞。『アンリアルライフ』のリリースと同時に、room6とともにインディーゲームレーベル『ヨカゼ』を立ち上げ、ブランドマネージャーに就任。現在はゲーム『ピギーワン SUPER SPARK』を制作中。 m7kenji 東京を拠点に活動する日本のピクセルアーティスト、映像作家。 ピクセルをベースに映像からグラフィック、アプリまで手がける。過去にはVJとして国内外のChiptuneシーンのイベントに参加、スマートフォン向けアプリ作品のリリースなど多岐にわたる活動を行なう。 近年では、NHKの音楽番組「みんなのうた」アニメーション制作。羽生結弦単独公演「RE_PRAY」映像演出参加、UT From MoMA’s「PAC-MAN」デザインを担当。 ピクセルアートを中心とした多くのクリエイティブワークに携わる。 株式会社HANDSUM inc.所属 X : Instagram : Tumblr : ヘルミッペ / Hermippe Pixel artist / 作家 資生堂やアサヒビールのグラフィック制作、ユニクロやアディダスのショーウィンドウデザイン、DAOKOや紫今のPV素材など制作。 個人制作ではリソグラフや刺繍、ペインティング、コラージュで作品制作、個展を行う。 アンビエント音楽とカセットテープ愛好家。EP「Mix Cell」リリース。 Instagram: Web: モトクロス斉藤 モノのディテールと日常の空気感を感じる作品を主とするピクセルアーティスト。幼少の頃から慣れ親しんだヒップホップ音楽の文化などをベースに置き、普遍的な景色や普段スポットライトが当たらないモノなどを描写する。大学で広告・グラフィックデザインを専攻し、構図、パース、ビジュアル効果などの造詣を深める。その後ピクセルアートと出会い、精力的に活動。広告関係やMVなどにイラストや映像を提供。 X: Tumblr: nakajima 関西を拠点に活動する個人ゲーム開発者・ピクセルアーティスト。 20歳からゲーム開発を始め、2017年にオリジナルのゲームアプリ「From_.」をリリース。 自身のゲームの個展やコンサートを開催したり、クリエイティブな活動を積極的に行っている。 X : Web: ・「ピクセルアートルーム」概要 対象部屋タイプ:南館ツインルーム 1室(定員2名)、セミダブルルーム4室(定員2名) 料金:6,300円~ 提供期間:2024年6月23日(日)チェックイン~2025年5月31日(土)チェックアウト チェックイン時刻:15:00 チェックアウト時刻:11:00 ※価格は時期により変動いたします ※販売価格等、ご予約についての詳細な情報は、ホテル公式Webサイトをご覧ください 内覧会:2024年6月22日(土)16:00~ / 17:00~ ピクセルアートルームの展開を記念して、各お部屋をご覧いただける内覧会を開催します。 事前予約・参加費不要。参加は当日、フロントデスクまで。 ピクセルアートルーム宿泊予約について 2024年5月23日12:00より、下記方法にてお申し込みいただけます。 ホテル アンテルーム京都 公式Webサイトから申込み 予約ページURL 素泊まり: 朝食付: キャンセルポリシー 不泊:宿泊料金の100% 当日:宿泊料金の80% 前日:宿泊料金の50% 3日前から:宿泊料金の20% ・【ホテル アンテルーム 京都について】 築23年の学生寮をコンバージョンし、2011年4月にオープンしたホテル。「365日アートフェア」のテーマのもと、名和晃平氏や蜷川実花氏ら9組以上のアーティストが客室を手掛けるコンセプトルームや、アーティストとのコラボレーションによるイベントなど、アートを切り口に様々な発信を行っています。2020年には、那覇とソウルにもホテル アンテルームが開業しました。国内外でまちづくりにつながる事業の企画、設計、施設運営を手がけるUDSが企画、設計、運営を手がける、UDS Hotelsの施設です。 〒601-8044 京都府京都市南区東九条明田町7番 ・【UDS Hotelsについて】 事業性と社会性を実現するしくみ=「システム」で都市を豊かに楽しくすることを目指して、まちづくりにつながる事業の企画、設計、施設運営を手がけるUDS( )が展開する宿泊施設。 豊かな地域性が織りなす各地の「まち」の魅力に触れることで、毎日がもっと豊かに、楽しくなる、新しい気づきのある旅先の拠点を目指して日本、中国で16(2023年4月現在)のホテルや旅館、リゾート施設を企画、設計、運営しています。
電ファミニコゲーマー:ヨシムネ
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