「チャイルドシート」身長低い大人も必要? 着用目安が身長150cm未満に引き上げ 【#みんなのギモン】
すると視聴者からは「私の母は60代になりますが、身長が140センチありません。チャイルドシートが必要になるのでしょうか?」「私の母は背が低くてうまくシートベルトが着けられません。高齢者はどうしたらシートベルトをきちんとできるのでしょうか?」など、「身長が低い大人はどうすべきか?」との声が複数寄せられたのです。 ──今回から150センチ未満に着用を推奨ですが? 身長149センチ(80代) 「私もいる!? 大人なのにって“自尊心”じゃないけどね」 身長148センチ(37) 「“アラフォー”だけど、150センチ未満だったらキッズ扱いになるのか」 身長148センチ(30代主婦) 「使わなくても大丈夫だと思っていた。どれくらい危ないのか詳しく知りたい」
そもそもチャイルドシートは大人を対象としていません。しかし、身長が低い大人にも子どもと同様のリスクがあるといいます。 自動車内の安全に詳しい 名古屋大学 水野幸治教授 「標準的な姿勢で座るのが難しいことがあって、骨盤でベルトを保持し続けるのが難しかったりする」 そこで専門家監修のもと、身長149センチの番組スタッフがシートベルトの着け方を教わりました。 まずは間違った方法から。浅く座り体を寝かせた状態でベルトを着けること。こうするとベルト部分が首元とおなかの上にあたり、事故の際、ケガをする恐れがあるといいます。 では、正しい方法は。公立諏訪東京理科大学の國行教授によると、重要なのは「姿勢」だといいます。深く座り姿勢をよくし、背中と座席がついた状態で腰骨あたりにシートベルトをとめるのがポイント。
実は後部座席よりも安全だというのが「助手席」です。背もたれの角度や座席の高さを調整できるため、正しい姿勢をキープしやすいといいます。 身長が低い人は、座席を高くすれば正しくシートベルトを着用できますが、そのために敷いたものが座席にしっかり固定されていなければ、事故の際、体が前に滑り出て、かえって危険になるといいます。 今まで見過ごされていた身長が低い大人への安全対策。専門家は… 自動車内の安全に詳しい 名古屋大学 水野幸治教授 「現在はまだそういった研究があまりされていない。そういったところは日本で研究しないといけない」 すべての人が安全に車に乗ることができるように、これまでにない対策が求められています。
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