『リビングの松永さん』美己のかわいい“嫉妬心” 凌を魅力的にする藤原大祐の柔和な雰囲気
松永(中島健人)とは異なる魅力を持つ凌を好演する藤原大祐
これまで登場回数が少なかったゆえに、いまいちキャラクターが掴みづらかった凌だが、藤原大祐演じるクールな医学生は一見“モテ男子”そのものである。合コンでも美己をさりげなく気遣う優しさを見せ、紳士の風格を漂わせていた凌。いまのところ台詞は少ないものの、藤原の柔和な雰囲気が、凌を松永とは異なる魅力を持つ人物として際立たせている。 さらに不運が続き、美己は松永からもらったストラップを鉄格子の向こうに落としてしまう。美己の「見えるところにあるのに……」の後に続くであろう「手に届かない」という言葉が、今の2人の距離を表しているようでもどかしい。 しかし、我らの“松永さん”は期待を裏切らない。ベストなタイミングで美己の元へ戻り、ピンチに陥った彼女を今回も助ける。松永の隣にいた女性についても、介抱をしていただけであったことが明らかになり、美己はようやく安堵のため息を吐いたのだった。 もはやここまでの流れを、毎話安心して楽しんでいる節すらある『リビングの松永さん』だが、予告を見る限り、来週からはついに凌が本格的に動き出す予感。そろそろ、藤原演じるイケメン医大生の魅力もたっぷりと拝みたいところだ。美己のかわいい困り顔を笑顔にできるのは、やはり松永だけの特権なのだろうか。その答えは、第5話で明らかになりそうだ。
すなくじら