『いろはに千鳥（イ・ロ・ハ）』発売イベントに登場した千鳥（左から）大悟、ノブ （C）ORICON NewS inc.

　お笑いコンビ・千鳥（大悟、ノブ）が19日、東京・二子玉川ライズ スタジオ＆ホールで開催された、テレビ埼玉のバラエティー番組『いろはに千鳥』（毎週火曜　後11：00）の最新DVD発売記念イベントに参加した。 【写真】ファンを前にして笑顔あふれる大悟＆ノブ 　同番組は、千鳥にとって関東初の冠番組として2014年1月10日にスタートし、東京でのブレイクの足がかりとなった。街をぶらぶら歩きながらおいしいものを食べ、いろはカルタを作っていくロケバラエティー。DVDは今作で第17弾。2015年1月14日発売の第1弾から巻数は数字ではなく「いろは歌」で表記されてきたが、今回で2週目の“カタカナシリーズ”へ突入し、『～（イ）』『～（ロ）』『～（ハ）』の3巻を今月21日に同時発売する。 　約4年半ぶりのリアルイベントとなったこの日は、平日開催ということで名実ともに“ガチ”と呼ぶべき「ちどらー（※ファンの愛称）」が約150人集まり、会場は熱気に包まれた。大悟とノブは「ここにはDVDを3枚買った人らが集まってる」と感謝した。 　しかし、その表情には若干の疲れも。同番組はかつて驚異の8本撮りを行ったことでも話題を呼んだが、ノブは「きょうはロケ日やったんで、6本分撮ってきた後なんですよ」と笑い、大悟は収録中に「ビール1本空けた。もう腹パンパン（笑）」と過酷なスケジュールをこなしてきたことを明かした。 　イベントは、冒頭から1コーナーとして場内を練り歩き、来場者向けの記念撮影が行われるという意表を突く展開。さらに、この日7本目となる番組の公開収録も実施された。放送日は未定のため、ちどらーたちがイベントの具体的な感想などを伝えられないことに千鳥自らがツッコミを入れて笑いを誘いつつ、「きょうは自分の胸にだけしまって帰ってください（笑）」とネタバレ禁止を呼びかけた。 　大悟とノブは、イベント後にメディアの取材にも対応した。イベントの感想を聞かれ、ノブは開口一番に「楽しかったです」とにっこり。「前までは年に1回ぐらいイベントをやっていて、ゲストの人が来てくれたりもして楽しかった。ここ数年はコロナとかがあってできなかったんですけど、やっぱりファンの人っているんだなと改めて思いました」とファンに感謝した。 　一方で「朝からロケしていたんで、イベント前にメイクとか何もしなかった自分をぶん殴ってやりたいですね。あれだけ温かく迎えてくれるお客さんの前に出るのに、髭も剃らなかった自分を」と肩を落とすと、大悟は「いつもの収録みたいにメイクしてる顔じゃない、髭も生え出した千鳥を見ていただけたってことで」と笑い、「このぐらいの感じでお客さんに会えるなら、また定期的に年に1回ぐらいやってもいいんじゃないかな」と次回開催に意欲を見せた。 　そんな大悟も「『大いいね』と『小いいね』をやって、最後に『中いいね』を言おうと思ったんだけど、それだと綺麗にまとまりすぎるかなと思ってやれなかった」と心残り（？）があるとし、公開収録だからこそ「何がウケるのかがわかっていいし、自分らのことを好きな人の前でスベるっていうのは、気持ちが引き締まっていいですね（笑）」としみじみ語った。 　番組は放送開始から10年目を越えた。ノブは「実家とか自宅みたいな番組」と言い、大悟も「衣装もそうですけど、飾らずにやらせてもらっているからアットホームな感じがする」と伝える。さらにノブは「THE MANZAIが獲れなくて、ピカルの定理も終わって、結構どん底だったときにテレビ埼玉さんに声をかけてもらった番組なんです。それがこうやって、いまだに続けられているのはうれしい」と喜んだ。 　イベントは会場内を練り歩くコーナーからスタートしたが、大悟は「普段のライブもお客さんの目の前でやっているけど、やっぱりあれぐらい近くに行った方がいいなと思いました」と振り返る。「表情がわかるのもそうやし、わしぐらいの男の人がおるとか、年上の人がわざわざ来てくれてるんやってわかるのもうれしいですし、なにより近くに行って喜んでもらえるってやっぱうれしい」と言い、「今後はどのライブでも練り歩きます」と宣言。ノブからは「単独でもやるん？それは恥ずかしいわ」と即座にツッコミが飛んだ。 　DVD発売を記念した同イベント。ノブは「すごいことですよね。完全にひらがなの時代だけで終わると思ってスタートしたら、まさかカタカナまで行くとは。11年分の歴史を感じる」と感慨深げ。「これでまた続いたらもうどうするんだろう。カタカナの次はもうないですからね」と2周目に突入した巻数表記に触れながら、「次どうなるかわかんないってところまでやりたいですね」と、次なる10年に期待も添えた。