吉高由里子が柄本佑と“ドクドク”ワクワク? 新大河『光る君へ』放送開始までカウントダウン
2024年の大河ドラマ『光る君へ』の初回試写会が12月11日、渋谷区のNHKで開かれ、主演の吉高由里子、共演の柄本佑が出席した。 “ドクドク”ワクワクな吉高由里子が柄本佑 世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。初回は吉高と柄本の登場はないが、のちに紫式部となる主人公・まひろの暮らしぶりや後に藤原道真となる三郎の生活、2人の出会いが描かれているほか、想像力と筆を手に生きることになる主人公の人生を決定づけるような出来事も描かれる。 第一話でそれぞれの幼少期を演じる子役について聞かれると、吉高は「まひろ(落井実結子)の好きなものに触れた瞬間、気になるものに触れた瞬間の吸い込まれるような目が素敵だなと思いましたし、小さい頃の三郎(木村皐誠)は何でこんな雰囲気を出せるんだろうって! お芝居じゃないところで醸している雰囲気が大人の三郎にそっくりなところがあってすごいなと思いました。素晴らしいお二人!」 柄本は「本当に生き生きとしている」としたうえで、子ども時代の三郎を演じている木村が自分自身と「似ているな」と思ったと笑い、「ここ(子役の三郎)からこっち(柄本が演じる三郎)と思ったら、自分としても説得力ある感じで見られて素敵だったと思います。吉高さんもおっしゃってたように雰囲気がとってもある子で……すごくうれしいです」と、話した。 時代は平安。これまでの大河ドラマを振り返っても、平安時代に真正面で向き合った作品は多くない。とはいえ、吉高も柄本も気負いすぎずに新しい挑戦をし、紫式部(まひろ)や道真と向き合っているという。 吉高は、「(これまで)自分が触れてこなかった書や琵琶、乗馬、舞……いま人生の中で一番習い事をしています、月謝なしで(笑)。すべてが新鮮です。(役を)作るというよりも作られてるような感じで、そこの世界に飛び込んでいく日々です」 柄本も「習い事はいろいろしています」というが、「だからそれが具体的にこういうことに影響してますとかってことはちょっと言えない」そう。「道長さんの直筆のものが残ってるので、それを見に行かせていただきました。それが道長を演じる上でとっても良かったと思います。なんかやっぱ字ってでけえなっていうか、こういう字を書かれてる人なんだなっていう指先から伝わってくる人間性みたいなものが頭の片隅に常にあるなっていう感じがします」と強調。さらに、所作ですべて一歩目は左足と指導されているそうで、「日常的にもなんか頑張って左足で階段とか登るような感じがたまにあります」と笑った。 初回放送まで1カ月を切った。 吉高は「放送日までもう1カ月切っていると思うと“ドクドク”ワクワク……ドキドキをドクドクって言っちゃいましたが、血が出そうなぐらい緊張もするし楽しみでもあるし、いろんな感情が入り混じっております。(全部で)48話の長い作品ですけど、走り切ろうというのが目標です」と、にっこり。 柄本も「今年の5月末にクランクインして、来月からオンエアが始まるって……まだ始まってなかったんだ!みたいな気持ちです。ラブストーリーもそうですけど僕ら三兄弟、父親の兼家さんも入れて、わりと血生臭い政権争いが行われたり熾烈なところが結構あったりもしますので、そんなところも楽しんでいただけたら」と、話した。 初回試写会には、脚本を手がける大石静も出席した。 「(まひろと道真)この二人は本当にずっと最後まで赤い糸の因縁で結ばれていくんですけれども、(このドラマは)それだけではなく、藤原三兄弟の骨肉の出世争いであったり、兼家のイチかバチかのクーデターであるとか、一条天皇即位の時の高御座の生首であるとか、いろいろ生々しい権謀術策、男の政の世界もたくさん出てまいりますので、ラブラブばかりではないというふうに書いていただきたいな」と、笑顔でアピールしていた。 2024年1月7日スタート。総合は毎週日曜20時、BS NHKとNHK BSP4Kは日曜18時など。再放送もある。 初回は15分拡大版。