「今年はいい年に」雲間から被災地照らす初日の出 能登半島地震1年
甚大な被害をもたらした能登半島地震から1年。元日の朝、地震で一部崩落した石川県珠洲市の見附島の向こうから、雲間に初日の出がのぞいた。 【写真】見附島の向こうから昇る初日の出を見つめる飯田高校を卒業した大学生ら=2025年1月1日午前7時18分、石川県珠洲市、金居達朗撮影 昨春、同市の飯田高校を卒業した大学生ら4人が日の出に見入っていた。高校卒業後、パティシエになるため愛知県の専門学校に通う谷口遥さん(19)は、「昨年は人に助けられた1年だった。将来は地元にお店を開いて甘いお菓子をたくさんの人に食べてもらえればいいな」と話した。岡山県の大学に通う鹿野栞莉さん(19)は、「昨年は不安の尽きない年だった。今年はいい1年になれば」と話していた。(金居達朗)
朝日新聞社