【Road to UFC】GRACHAN王者・原口伸、“レスリング地獄”でコリアンゾンビ弟子に完勝!準決勝進出へ
5月18日(土)中国UFCパフォーマンス・インスティチュート上海で開催された総合格闘技イベント『ROAD TO UFC SEASON3 エピソード1&2』のフェザー級トーナメント1回戦にて、原口伸(25=BRAVE)がホン・ジュニョン(33=韓国)に判定3-0(30-27×2、30-25)で完勝、準決勝進出を決めた。 【動画】原口が左のオーバーハンドをヒット! 原口はRIZINにも参戦する原口央の実弟。国士舘大学時代にはレスリング天皇杯のフリースタイル70kg級で優勝を果たし、現在はGRACHANライト級王者だ。無敗のまま、今年2月に行われた『ROAD TO UFCシーズン2 決勝』で中国選手に一本負けしUFC契約を逃した。今回は適正階級のフェザー級で2度目のチャレンジだ。 対するジュニョンはUFCで活躍する“コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソンの弟子。打ち合いを辞さないアグレッシブファイターで、22年の『ROAD TO UFC』にも参加。スプリット判定で敗れたものの、実力者の松嶋こよみを相手に善戦した。 1R序盤、強いプレスのジュニョンがいきなり飛びヒザ蹴りも、原口は冷静に対処。原口がシングルでジュニョンを金網に押し込みケージレスリングもジュニョンはたえ凌ぐ。拮抗する中、後半に原口の左がヒットしジュニョンがダウン!背後に回る原口がヒザ蹴りやパンチなどコツコツと削る。 2R序盤、原口が高速タックルでテイクダウン成功。ジュニョンがケージを使いながら立ち上がり対処も、原口は再三タックルで攻めコントロールし続ける。金網に貼り付け状態のジュニョンは防戦一方だ。 3R、原口が左のオーバーハンドで牽制すると、高速のタックルでテイクダウン。ジュニョンはケージ側から立ち上がるも、それ以上は何もできず、原口の完全コントロール。原口は背後からコツコツとヒザ蹴りを入れ、削っていく。最後はジュニョンの腰をマットにつけさせ、パンチ連打でタイムアップ。 判定3-0(30-27×2、30-25)で原口が完勝。勝利マイクで「今回は自分の適性体重なので、絶対に優勝する気持ちで戦った」といい、準決勝は「スクランブル多めのレスリングを見せたい」と語った。 『ROAD TO UFC SEASON3 エピソード1&2』 5月18日(土)中国UFCパフォーマンス・インスティチュート上海 ▼男子フェザー級トーナメント1回戦(準々決勝) ○原口伸(BRAVE) 判定3-0 ※30-27×2、30-25 ●ホン・ジュニョン(韓国) ※原口が準決勝進出