「不登校・進路に関する相談会」 当事者や家族参加 心と体のケアまでアドバイス/岡山・津山市
「不登校・進路に関する相談会」(美作地域不登校支援ネットワーク主催)が岡山県津山市山北の市総合福祉会館で開かれ、12組の当事者やその家族らが進学や勉強に関することから心と体のケアまで、さまざまなアドバイスを受けた。
2010年に同支援ネットワークが発足して以降、コロナ禍を除いて毎年2回実施している。現在美作地域の教育、医療、相談、行政機関の関係者がメンバーに入り、代表者23人が運営。
この日は美作保健所、津山市教育相談センター「鶴山塾」、県青少年総合相談センター、津山児童相談所などの10ブースが設けられ、受付窓口の職員が相談者の目的に応じた場所に案内。美作、岡山御津、滋慶学園高校、希望高等学園と受け入れ体制が整っている学校も参加して進路に関するアドバイスを行っていた。
子どもが学校以外の場所でも人間関係をつくれるようにと相談に来たという40代女性は「話をした後、自分は何をすれば良いのか方向性が見えてきたと思う。来てよかった」と話していた。
同支援ネットワーク事務局は「みなさんの悩みや不安が緩和され、前向きに進めるようにと願っている。ぜひ活用してほしい」としている。
津山朝日新聞社