県内各地で大雨 昼すぎにピーク過ぎるも…道路冠水や床下浸水など被害 1日で1か月分の雨が降った場所も
きのうから降り続いた雨は、きょう未明から昼すぎにかけて強くなりました。愛媛県内では、1日で5月1か月分の雨が降った場所も。 昼すぎには雨のピークは過ぎましたが、この雨で、道路の冠水や床下浸水など被害が出ました。 雨は、未明から強まりました。 三宅記者: 「現在午前2時ごろです。今治市では土砂降りの雨が降り続いています」 今治では、午前2時25分までの1時間に降った雨の量が30.5ミリ。5月の観測史上最大となる激しい雨となりました。
この雨で、今治市の商店街にある居酒屋では、店の裏の川の水が増水し、床下を通って厨房にまで入ってきたといいます。 味道楽ひがき 檜垣博之代表: 「マットの上に2センチやから4センチくらいかな水が。床だけ全部浸かって朝から水を出して大掃除」 店の前には水浸しになったマットを干して乾かしていました。 檜垣代表: 「予約が11時に入っている。店がわやにっているからどうしようかと考えている。本当に困ります」
けさの松山市内も大雨の中、通勤や通学する人の姿が見られました。降り続く雨で道路も冠水… 清家記者: 「こちらの道路は冠水していまして、入ってみると私のくるぶしくらいまでの深さがあります」 警察官が交通整理にあたっていました。 冠水は道後でも。用水路から溢れた雨水で道路が冠水。 この道路は幼稚園に向かう道にもなっていて、親子が冠水した道路を慎重に歩きながら登園していました。 24時間に降った雨の量は東温市上林で166.5ミリ、松山で156ミリなど、6つの地点で5月の観測史上最大となりました。 また、松山など8つの地点では平年の5月1か月分を超える雨が降りました。この大雨で、松山市は一部の地区に高齢者等避難を発令しましたが、午後3時前に解除しました。
交通機関にも影響が出ました。 清家記者: 「午前10時過ぎのJR松山駅です。電光掲示板には宇和島行きの特急列車が運休となっています」 宇和島に行く予定の女性: 「15時か17時まで動かないかもわからないと言われたから困っているところ。バスで行こうかなと思っている」 宇和島に行く予定の男性: 「きのう松山で仕事を終えてきょう宇和島に移動の予定だったが、もう駄目ですね」 JR四国では、現在も予讃線などの一部区間で運休や遅れが出ています。