フリッツがツアーレベルのクレーコート大会で初の決勝進出、2連覇中だったルーネはストルフに敗れて大会初黒星 [BMWオープン/テニス]
フリッツがツアーレベルのクレーコート大会で初の決勝進出、2連覇中だったルーネはストルフに敗れて大会初黒星 [BMWオープン/テニス]
ATPツアー公式戦「BMWオープン」(ATP250/ドイツ・バイエルン州ミュンヘン/4月17~23日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が2019年大会チャンピオンのクリスチャン・ガリン(チリ)を6-3 6-4で下して今季2勝目に王手をかけた。 ~BMWオープンでディフェンディング・チャンピオンを倒して決勝進出を決めた地元ドイツのストルフ選手~ ファーストサーブからのポイントを89%の高確率で取ったフリッツは試合を通して一度もブレークポイントに直面せず、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破って1時間19分でツアーレベルのクレーコート大会で初の決勝進出を決めた。 過去6戦全敗だったクレーコートのツアー準決勝を初めて壁を突破したフリッツは、「決勝に進出できて最高だよ。クレーコートでは過去に何度か決勝にいけそうだったことはあるけど、タイトルを獲得できたら素晴らしいだろうね」と試合後のオンコートインタビューで語った。 フリッツは2連覇を達成してツアー7勝目を挙げた2月のデルレイビーチ以来の決勝で、第2シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を6-2 6-0で破って勝ち上がった第4シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦する。ルーネは2022年の初出場から2連覇中だったが、同大会での連勝は「11」でストップした。 ストルフはこれに先立ち、前日に第2セット途中で日没順延となっていた準々決勝で第5シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を7-5 6-4で退けていた。
テニスマガジン編集部