東海林記者のくるぶしまで…函館はこの冠水 道内各地で今年最大の大雨 水をかき分け車は進む
STVニュース北海道
北海道に停滞する前線に、南から湿った空気が流れ込んでいる影響で、全道的に大気の状態が不安定になっています。 日本海側などでは夕方まで河川の増水や氾濫などに警戒が必要です。 (東海林記者)「午後2時を過ぎた函館市内です。冠水した道路の水が歩道にまであふれてきています」 朝から断続的に強い雨が降り続いていた函館市内です。 27日午後3時までの24時間で81ミリと、2024年最大の降水量を観測しました。 午前7時ごろの苫小牧市内です。 道路が完全に冠水し、川のようになっていました。 北海道に停滞する前線に向かって、南から湿った空気が流れ込んでいる影響で、27日は全道的に大気の状態が非常に不安定になっています。 (大場記者)「車のタイヤが半分以上うまるほどの冠水が起きています」 27日未明から雨が降り始めた苫小牧では、午後3時までの24時間で72.5ミリと、2024年最大の大雨となっています。 この雨の影響で、苫小牧市内では小中学校など37校が休校となっています。 厚真町や木古内町などでも、午後3時までの24時間雨量が2024年最大となっています。 厚真町では床下浸水が2件発生しましたが、人的被害は出ていないということです。 午前10時ごろの札幌駅です。 改札前では駅員が対応に追われています。 JR北海道によりますと、午後3時現在、札幌と函館を結ぶ特急北斗や快速エアポートなど、あわせて140本の列車が運休となっています。 (快速エアポート利用者)「道外から来ているものですから、動いていないなら宿泊するとか考えます」 今後の気象状況により、列車の運休や遅れが発生する可能性もあるため、JR北海道はホームページなどで最新の情報を確認してほしいとしています。 28日午前6時までの24時間に、日本海側と太平洋側西部で120ミリ、オホーツク海側北部で100ミリの雨が降るおそれがあります。 27日夜遅くにかけて、土砂災害や河川の増水・氾濫などに警戒が必要です。