21日からイベント　スタンプラリーで限定グッズ

町長らの前に並びアニメ主題歌を元気よく歌う佐奈保育園の園児たち

　三重県多気郡多気町、明和町、大台町と度会郡度会町・北牟婁郡紀北町の5町は、共に進める広域連携の通称「美村（びそん）」エリアと人気テレビアニメ「忍たま乱太郎」とコラボした周遊スタンプラリーイベント「忍たま乱太郎　食欲の秋の段in美村」を21日から10月20日までの1カ月限定で初開催する。5町内の古民家カフェなどを巡りながらスタンプを集めると限定グッズがもらえる仕組みで、家族連れや若者をターゲットにする。

スタンプラリーの台紙と、スタンプを押すともらえるキャラクターカード＝いずれも多気町五桂のマルシェグランマで

　このコラボは、アニメのキャラクターたちが山里に住んでいることや自然豊かな風景が登場することから、熊野古道伊勢路などがある5町の景観に合っていると企画された。 　5町の指定されたカフェなど15カ所を巡り、スタンプを集めるとキャラクターカード（全12種類）1枚が、5町全てのスタンプを集めるとキャラクター12種類のミニアクリルジオラマがもらえる。 　イベントは、多気町五桂のマルシェグランマや明和町斎宮のいつき茶屋、大台町佐原の奥伊勢テラスなど、各町指定の場所で台紙を受け取ってスタンプを集めていく形式。指定のカフェでドリンクを頼むと、ランダムでキャラクターコースター（全12種類）ももらえる。 　他にも、缶バッジやトレーディングカードケース、御朱印帳など美村とコラボしたオリジナルグッズの販売や各カフェがイベントにちなんだオリジナルメニューなども発売する。 　これに先立ち、18日に多気町五桂のマルシェグランマで行われた記者会見には5町の首長が出席。多気町の久保行央町長は「大変意義のあることで、皆で盛り上げていければ」、明和町の下村由美子町長は「今、36歳と38歳の子供が幼稚園や小学生低学年の頃に始まったアニメ。私も子供もそして孫も幅広い世代に見られているアニメとコラボできるのはすごいこと。斎宮など多くの皆さんに来ていただけることを楽しみにしている」、大台町の大森正信町長は「本当にありがたい」とそれぞれ語った。 　その後、多気町立佐奈保育園（仁田）の5歳児クラスの22人がアニメ主題歌「勇気100％」を元気よく歌い、会場を盛り上げた。 　詳しい内容は公式ホームページ「美村トラベル」の特設ページへ。