【巨人】中川皓太が左膝痛後初のシート打撃登板で完ぺきな投球「すごく前進した」
左膝痛の影響でファームで調整している巨人の中川皓太投手(30)が13日、ジャイアンツ球場で、実戦形式のシート打撃に登板した。 内外野の全ポジションの守備に選手たちが就き、本番さながらの緊張感の下で実施。カウント1ボール1ストライクからの設定で、打者11人に22球を投げ、安打性の当たりはゼロ。ストレート、スライダー、シュートを駆使し、4三振を奪う完ぺきな内容だった。「今出せる感じのマックスは出したつもりなので。バッターやキャッチャーからも『強いボールがありました』と言ってくれたので、そこはポジティブに、プラスにとらえていいかなと思います」と振り返った。 4月14日に左膝痛のため、出場選手登録を抹消された。ファームにいたこの2か月間、左膝をはじめ自分の体を一から見つめ直し、ケガをしない体を作り上げてきた。「やっぱりこの練習が、紅白戦の次ぐらいに実戦に近い練習だと思うので、それができたのはすごく前進したかなと思います。この練習ができたということは、体の状態も万全に近いと思っていただいていいかなと思います」と手応えを得た。 今後は体の状態を見ながらになるが、実戦に進んでいく。「チームにはすごく迷惑をかけているので申し訳ないですけど、これからちょっとでも長く野球をやるためにはいい時間を過ごせたと思います」。背番号41の復活が近づいてきている。
報知新聞社