地震復興支援、珠洲で日韓戦 23日、ミリスタとサンダバ選抜VS京畿道リーグ
●オークション収益を義援金に 石川ミリオンスターズ、富山GRNサンダーバーズの日本海リーグ選抜チームと、韓国の独立リーグ「京畿道(キョンギト)リーグ」が22日に高岡市、23日に珠洲市で能登半島地震復興チャリティーゲーム(北國新聞社、富山新聞社特別協力)を開催する。いずれも入場無料で、高岡ではNPB(日本野球機構)や日本海リーグの選手、OBの寄贈品でオークションを行い、収益を被災地に届ける。 試合は22日午前11時にボールパーク高岡、23日は午後1時に珠洲市営野球場で試合開始となる。雨天などで中止となった場合、24日午後6時から金沢市民野球場で振り替えの試合を行う。開催経費は企業の協賛金などで賄う予定だ。 日韓親善に力を入れる京畿道リーグは昨年日本で交流試合を行っており、今年は被災地支援として北陸を訪れる。チャリティーゲームに合わせ、日本海リーグは北陸ゆかりの選手やOBにサイン入りのユニホーム、Tシャツなどの提供を呼び掛けており、高岡の試合後にオークションを開催する。 ●「勇気与えるプレーを」 高岡には日本ハム、オリックス、阪神で活躍し「超人」の愛称を持つ糸井嘉男さんがスペシャルアンバサダーとしてファンサービスの催しに加わる。糸井さんは「東日本大震災の時は野球ができる幸せをかみしめながらプレーした。両選抜チームには勇気を与えられるプレーを見せてほしい」とのコメントを日本海リーグに寄せた。 日本海リーグによると、珠洲市営野球場は地震による目立った被害が確認されておらず、試合開催に支障はない。同市出身の瀬戸和栄日本海リーグ代表は「韓国からの温かい思いを受け止め、今後も交流を続けていきたい」と話した。チャリティーゲームは金沢ケーブルが後援する。