「信頼回復に全力」韓国政府がアピール 尹氏はまた出頭要請応ぜず
韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の「非常戒厳」宣布による混乱を受け、崔相穆(チェサンモク)経済副首相兼企画財政相と趙兌烈(チョテヨル)外相が18日、外国メディア向けの記者会見で「国際社会の信頼回復に全力投球する」などと訴えた。一方、尹氏はこの日も捜査機関からの出頭要請に応じなかった。 【写真】海外メディア向けの記者会見に臨む崔相穆(チェサンモク)経済副首相兼企画財政相(左)と趙兌烈(チョテヨル)外相=2024年12月18日、ソウル、貝瀬秋彦撮影 趙氏は会見で、外交の司令塔である大統領の職務停止で外交に「一定の制約があるのは否定できない」としたうえで、早期に「外交を正常化させる」と強調。外国人旅行客の訪問にも「何の支障もない」とアピールした。 来年、国交正常化60年を迎える日韓関係については「韓国国内の状況を日本がシリアスに受け止めてちゅうちょするのではないかと懸念している」として、日本側の前向きな対応を求めた。 崔氏も「今後も韓国経済に対する変わらぬ信頼と支持を願いたい」と訴えた。
朝日新聞社