知徳の198センチ右腕、小船翼「夏には155キロ出す」初の甲子園へ意気込む【高校野球静岡大会抽選会】
第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕・甲子園)の代表校を決める静岡大会の組み合わせ抽選会が22日、行われた。身長198センチの小船翼投手(3年)を擁する知徳は、初の甲子園切符を目指す。 ◆高校野球 静岡大会組み合わせ【トーナメント】 身長も、球速も、成長が止まらない。小船が豪腕で静岡大会の頂点を狙う。「27個のアウトを三振で取ることが理想。相手を圧倒するような真っすぐでチームを勝たせたい」と意気込む。 2メートルに迫るビッグサイズ。今春の県大会で自己最速の152キロをマークした直球の球速も「夏には155キロを出します」と宣言。恵まれた体格の持ち主は、着実に重ねてきた努力が自信になっている。 初鹿文彦監督は「すごく練習をする子。他の選手に比べて30キロのダンベルを持っているような体でも身のこなしはいい」と話す。練習中は全力疾走。手を抜かない姿勢は指揮官の目にも留まっている。 【展望】 今春の県大会4強の加藤学園、静岡、浜松開誠館、東海大静岡翔洋を中心に混戦が予想される。連覇を目指す浜松開誠館のブロックは、大激戦になりそうだ。センバツ優勝経験のあるノーシードの常葉大菊川が勝ち上がれば、いきなり初戦でぶつかる。
中日スポーツ