【オートレース】「エンジンが…」森且行2日目は4着~山陽G1令和グランドチャンピオンC
パワー不足の次は、止まらない症状がスターを悩ませた―。オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は11日、山口県山陽オートレース場で開催中のG1「開場59周年記念・第5回令和グランドチャンピオンカップ」2日目・第8R「二次予選B」に出走。8車立ての7枠からレースを進めたが、道中は伸びそうで伸び切れないもどかしい足いろで、逃げた吉田祐也を最後までとらえることができず、4着でゴールインした。 初日のレースで6着に敗れた直後は「パワーがないんだよ」と首をひねっていたが、この日は「う~ん、止まってくれなくて乗りづらかったなあ」とまずはメリハリの利かない症状を第一の敗因に挙げた。「だめだね、エンジンが。参った、参ったよ。止まってくれないしさ、どうしたらいいんだろうね…。とりあえず、シリンダーとピストンを確認しようと思っていますが、もう少し冷静に考えてみたい。とにかく何か調整はします」 そして一通りの整備プランと現況の状態を伝えると、「はい、以上です。今日もありがとうございました」と取材の場から離れようとした森に、「あっ、森さん、やろうとする整備プランを思いつくことにもスランプとかはあるんですか?」と聞くと、「うん、あるある。それはありますね。特に最近は年を取ったせいなのか、頭の回転が悪くなってきたというか…。困ったものだよ」と苦笑い。「じゃあ、また明日もよろしくお願いします」とまたも自ら取材を切り上げようとするので、「あっ、森さん、3日目(12日)は準々決勝戦A(8人のうち6人が準決勝戦へ進める)に番組される(第12R=午後4時45分発走予定)と思うのですが」と質問を投げかけると「そうだね。エンジンはいっぱいになっている感じはないんだよ。試走もちゃんと合えば(3秒)28(初日は31、この日は30)ぐらいは出ていいと思うよ」と再三のお代わり質問にも、本当に丁寧に答えてくれました。 取材を終えて、記者室へと戻る最中に、他紙の記者が「いつも最後までちゃ~んと取材に応じてくれる森さんを何だか尊敬しちゃいますね」としみじみつぶやいていたので、「おっしゃる通りです」と返しました。記者のみんなも森さんの活躍と安全を強く願っています。いつもありがとうございます。
報知新聞社
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