荒川堤防で未明の水防訓練 決壊すれば首都機能マヒも
日テレNEWS NNN
氾濫すれば首都機能がマヒしかねない荒川。この荒川の弱点と呼ばれる場所で8日未明、訓練が行われました。 訓練は台風などで荒川の水位が上昇し、氾濫の恐れがあるという想定で、京成本線荒川橋梁がかかる足立区と葛飾区で行われました。 この場所は鉄道橋があるため、周囲の堤防よりもおよそ4メートル低くなっていて、荒川の弱点と呼ばれています。 足立区の訓練では、区の職員およそ20人が線路を横断する形で、長さ、およそ13メートルの止水板と土のうを設置。およそ25分で、周囲の堤防と同じ高さまで、かさ上げされました。 国交省などは、橋のかけ替えと堤防のかさ上げ工事を進めていますが、完了するのは2037年度で、当面の間は止水板を使った応急的な越水対策が続きます。