【ウインターカップ2023】藤枝明誠が3P14本成功、100点ゲームで八王子学園八王子を下してベスト8進出[高校バスケ]
圧巻のオフェンスを見せた藤枝明誠
12月26日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子3回戦、インターハイ8強で昨年3位の藤枝明誠(静岡1)とインターハイ16強の八王子学園八王子(東京1)が対戦。スタートダッシュに成功した藤枝明誠は、その後も攻撃の手を緩めることなくでプレー。八王子学園八王子に111-70で勝利し、ベスト8 進出を決めた。 【表】ウインターカップ2023男子トーナメント表をチェック 藤枝明誠はNo.99ボヌ・ロードプリンス・チノンソがリバウンドからのシュートで、八王子学園八王子(以下八王子)は2年生エースNo.12十返翔里が3Pシュートでまず得点。その後、藤枝明誠は強いプレッシャーをかけてミスを引き出すとNo.12赤間賢人が3Pシュートを成功。この得点から流れをつかんでNo.33斎藤佑真、No.99ロードプリンスが追加点を奪うと残り6分半、No.21大塚絢心が3Pシュートを決めて14-4と早くも2桁リードを作る。 スタートダッシュに失敗した八王子は、本来の力強いオフェンスが出せず。苦しいシュートが多くなって約8分無得点に。終了間際にNo.38笠木憂生の3Pシュート、No.12十返のシュートで追加点を奪ったが、藤枝明誠が25-9と大きくした1Qとなった。 2Qに入ると八王子も徐々に持ち味を発揮。リバウンドで優位になると、No.7平原侑真がフリースローで、No.12十返がバスケットカウントで得点して点差を詰めていく。このあとNo.12十返、No.13畠山颯大がフリースローでこつこつと得点していったが、藤枝明誠はNo.21大塚、No.19野津洸創の3Pシュートなどでスコアを伸ばし、42-19でハーフタイムを迎えた。 3Q開始直後、藤枝明誠はNo.21大塚、No.19野津、No.99ロードプリンスと得点していき、残り約9分で51-19とする。八王子はNo.7平原、No.12十返、No.14福間聖也がゴールにアタックして得点。No.36横山秀の3Pシュートも決まり、このクォーターだけで前半と同じ19得点をマークしたものの、76-38とその差はさらに開いて3Qを終えた。 大差を付けた藤枝明誠だが4Qに入っても力を抜くことなくプレー。No.12赤間と共にWキャプテンとしてチームを支えるNo.17小澤朋樹、No.25片山ジャズィエルが積極的に得点に絡んでいく。一方、八王子はバックコートからプレッシャーをかけ続け、No.12十返、No.36横山の3Pシュート、No.7平原、No.38笠木のミドルシュートなどで得点。ウインターカップでの試合を無駄にしないよう全力プレーを披露する。4Qは32-35と競る展開にしたが、藤枝明誠が111-70で勝利した。 スタッツを見ると、藤枝明誠はNo.12赤間が21得点でチームトップ。No.21大塚が17得点、No.17小澤、No.99ロードプリンスが16得点、No.33斎藤が13得点をマーク。八王子はNo.12十返が両チームトップの27得点をあげ、No.7平原も11得点と2桁得点した。また藤枝明誠は3Pシュート14本(35本試投)を成功させている。 明日の準々決勝では、羽黒(山形)に101-71で勝利したディフェンディング・チャンピオン開志国際(新潟1)と戦う。両者は昨年の準決勝で対戦している。その試合は同点で迎えた4Q残り5秒に介川アンソニー翔(専修大)が決勝シュートを決めて開志国際が78-76で勝利。藤枝明誠としてはリベンジを狙う舞台となる。 ---------------------------------------------------------------------------------- 「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」 (略称:SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023) ■開催期日:2023年12月23日(土)~29日(金) ■会場:東京体育館(A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場)、武蔵野の森総合スポーツプラザ(E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ) ■出場校:男女各60チーム(計120チーム)