【全日本】タッグ王者・斉藤ブラザーズがV1へ向け熱く〝DOOM〟 CCで進化「質もレベルも上がっている」
全日本プロレスの世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=37)が、〝The End〟ことパロウ&オディンソンとの初防衛戦(29日、東京・後楽園ホール)に向け熱くDOOMだ。 2人は12日に閉幕した春の祭典「チャンピオン・カーニバル」にともにBブロックで出場。兄のジュンは準優勝、レイは3冠ヘビー級王者の安齊勇馬を撃破した上、初めて兄に勝つなど結果を残した。 手応えをつかんだ兄弟は「優勝こそならなかったが、シングルプレーヤーとしての自信がついた。弟に比べても少なかったシングルでの経験をたくさん積めたからな」(ジュン)、「頭の使い方がずっと良くなっているのを実感している。リング上での考える力が比べものにならないくらい変わったぞ、ファーオ!」(レイ)と胸を張る。 個人での成長を経てタッグ屋に戻るだけに、V1への自信は揺るぎない。「これで久しぶりに組んだらすげえことに…」(レイ)、「なるな。それぞれ質もレベルも上がっているから。負けるイメージが全く持てない。The Endは強力なチームだが今の俺たちには問題ない。DOOM!」(ジュン)と高笑いする。 王座戦の先に見据えるのが、能登チャリティー大会(6月10日、石川・七尾市田鶴浜体育館)だ。地元の宮城・角田市も2011年の東日本大震災で被災しているだけに、ジュンは「当時俺たちは東京にいたけど実家も被害を受けて、どれだけ大変な思いをしているか分かっているつもりなので。明るく、楽しく、激しいプロレスを見てもらいたい」。レイも「みんなで前を向いて進めるように。そんなプロレスをやりたい」と続いた。ベルトを巻いてチャリティー大会に臨むためにもV1戦は負けられない。
前田聡