阪神が延長十回の猛攻で首位広島に競り勝ち3位浮上! 最後はゲラが1死満塁のピンチ背負うも逃げ切る
(セ・リーグ、広島0-3阪神=延長十回、11回戦、5勝5敗1分、2日、マツダ)阪神は0-0のまま延長に突入したゲームで、延長十回に3点を奪って首位広島に競り勝った。巨人が中日に敗れたため3位に浮上。敗れれば勝率5割を切り借金生活に突入する一戦だったが踏ん張り、首位広島とは3ゲーム差となった。 0-0の延長十回1死から小幡が四球を選ぶと、ここで代打で途中出場していた島田が右前打を放つ。一気に一走・小幡が三塁を狙ったが、打球を処理した右翼の野間が三塁を大きく越える悪送球。そのまま送球がカメラマン席に飛び込み、三塁に滑り込んでいた小幡に本塁が与えられ虎が先制に成功した。さらに1死二塁から、近本にも18打席ぶり安打となる左越え適時二塁打が飛び出して加点。中野にも右前適時打が出て、得点を重ねた。3-0の十回のマウンドにはゲラが上がり、四球と連打で1死満塁を背負った。代打・松山を迎え、一発出れば逆転サヨナラ負けの危機だったが、最後は二ゴロ併殺に打ち取り逃げ切った。 先発した才木は7回1安打無失点の好投を見せたが、相手先発の森下の好投もあって援護に見放され、自己最多を更新する9勝目はおあずけとなった。