間近で海のイルカを見物、須磨海水浴場で8月末まで/兵庫
神戸市須磨区の須磨海水浴場でバンドウイルカを自然の海で泳がせる社会実験「須磨ドルフィンコーストプロジェクト」が1日から8月31日まで2カ月間、行われる。昨夏に行われたのに続き2年目。今年は、海に浮かんだ、いかだの上から海に放たれた2頭のイルカを見ることができるほか、直接、イルカに触れる機会もある。 実験は、同海水浴場のイメージアップや環境の変化によるイルカの行動研究などが目的で、昨年と同じく2頭のイルカを海水浴場東側の約1ヘクタールのエリアで遊泳させる。昨年は49日間で約6万3千人の来場があったが、今回は期間を62日間に拡大したこともあり、昨年以上の盛り上がりが期待されている。
6月29日に開かれたお披露目式には、親子連れら約800人が波打ち際に集まった。イルカたちの紹介などのあと訓練風景も公開され、ジャンプしたり尾ひれを振る仕草に、会場から「かわいい」という声や拍手が巻き起こった。会場時間は午前10時から午後3時半。問い合わせは、須磨水族園(078・731・7301)まで。 (谷川しゅんき/関西ライター名鑑)