【糸井嘉男氏の眼】森下選手、やってくれましたね!阪神にとってこの勝ちは大きい
「巨人0-5阪神」(31日、東京ドーム) 阪神を救った。森下翔太外野手(23)が八回、決勝の1号3ラン。開幕から26イニング目での今季初得点をもたらし、連敗もストップした。岡田彰布監督(66)も大喜びの一撃に、デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏も「やってくれましたね!」。2日からのDeNA3連戦もにらんだ。 【写真】岡田監督 今季初勝利にあくなき執念 9回にリクエスト ◇ ◇ 森下選手、やってくれましたね!昨年も得点圏にめっぽう強かったですが、本当にいいところで打ちますね。森下選手が打つと盛り上がるし、そういう性格でもあるんでしょうね。チームが開幕から無得点が続いていた中で、初球の甘い真っすぐをファウルにせず一発で捉えられていました。それまで森下選手も無安打でしたが、調子自体は決して悪くなかったと思います。今年も持ち味の勝負強さは健在ですね。 あの一打でチームのムードはガラリと変わったようです。九回の2得点は、糸原選手の惜しい二ゴロに打点が付いたし、小幡選手の本塁打も素晴らしかった!タイガースらしい、いつも通りの野球ができていました。 一方、この3連戦で巨人の意地も感じました。岡本和選手、坂本選手、梶谷選手…ベテランが実力通りの力を発揮できていました。今後は若手がどれだけついていけるかが鍵となりそうです。勝つために全員でやろうとする、阿部新監督の野球も垣間見られました。 それにしても阪神にとってこの勝ちは大きい。3連敗と1勝2敗では全然違いますから。昨季、阪神はシーズンでは京セラドーム大阪で負けなしでしょ?2日からのDeNA3連戦も期待できそうですね。