J2藤枝 連敗脱出へ原点のハイプレスで上位打破だ…22日・アウェー長崎戦
J2藤枝MYFCは20日、次節のアウェー・長崎戦(22日)に向け藤枝市内で調整した。須藤大輔監督(47)は連敗脱出へ原点回帰を厳命。持ち味のハイプレスで2位の強豪に立ち向かう。 “よそ行きの服”を脱ぎ捨てて勝負する。「我々の本当の姿を見せたい。それが勝ちへの近道」と指揮官。首位・清水、3位・横浜FCと上位対決となった直近2戦は慎重な入りから自陣へ引く姿勢が目立ち、主導権を握れず連敗を喫した。長崎は17戦無敗と絶好調な相手だが、原点のハイプレスでボールを保持する展開を目指す。背後へのケアをした上で「我々発進でアグレッシブにいきたい」と、この日の紅白戦でも声を張り選手の尻をたたいた。 先発も攻撃を重視した布陣に変更する可能性がある。主力組シャドーに入ったMF浅倉廉(23)は「狭い所でターンできるのは特長。自分だけの武器を出していきたい」。ここ3試合はベンチ外で先発なら7試合ぶりとなる。0―0に終わった開幕・長崎戦はポスト直撃シュートを放っており「点を取って後半戦に取り返していきたい」と気合を入れた。藤枝らしさを取り戻し、上位に一泡吹かせる。(武藤 瑞基) 〇…右ウィングバックのMF大曽根広汰(24)は昨年2月の長崎戦で左足を負傷し、長期離脱。苦い思い出の残る相手との再戦を迎える。「外国人の迫力はあるが隙もある。自分が引っ張るつもりでサイドから組み立てたい」と表情を引き締めた。紅白戦では2か月半ぶりにシャドーに入る場面も。「違和感はなく役割は整理できた」と、いずれのポジションでも相手をかき回すつもりだ。
報知新聞社