高級ホテルはバスルームも「超極上」。おすすめ3選【東京、沖縄、伊勢神宮】
バスタブに入ったときのビューの取り込み方から、洗い場や隣り合った部屋とのつながりなど、ホテルのバスルームには、癒やしのスペースを自宅につくるときのヒントがあります。とりわけハイエンドなホテルのバスルームには、ラグジュアリーかつ大胆なアイデアも。ぜひ参考にしたい3つのホテルの考え抜かれたレイアウトや素材使いなどをご紹介します。 【写真集】デザインが秀逸!高級ホテルのバスルーム
ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 賢島:バスから英虞湾の絶景を望む
伊勢神宮にほど近い賢島(かしこじま)にあるオーベルジュは、全国にレストランやホテルを展開するひらまつの運営です。 別棟の温泉付き浴室は、どの部屋も海に向かって縦長にしつらえられているのが特徴。部屋に入ると、ベッド、バス、テラスと一直線に並び、一日ゆったりと英虞湾(あごわん)のビューを楽しめるように考慮されています。 バスタブは御影石製で幅約1.5m、奥行き約2m、深さ約50㎝で部屋風呂としては大きめ。室内外で使えるタイルを敷き詰めた床は隣のシャワーブースへと連続し、濡れた足でもすべりにくい配慮が。デザインを手掛けたのは、グラマラスの森田恭通さん。
ザ・リッツ・カールトン沖縄:ジェットバスのあるアウトドアリビング
立地は沖縄本島の名護市。かねひで喜瀬(きせ)カントリークラブの緑豊かな景色を目の前に、遠くには美しい名護湾を望めます。 97あるゲストルームのなかで、270度の眺望を誇るザ・リッツ・カールトンスイート。屋外テラスは約100㎡とゆったり確保され、マットレスや屋外用のソファが配されたアウトサイドリビングに。 設置されたジェットバスはウェルランド社製で、幅・奥行きは2m。テラスには洗い場はありませんが、隣にある客室内にもジェットバスやシャワーブースが設置されています。床は濡れた足でも歩きやすい樹脂デッキ。設計は、観光企画設計社。
アマン東京:白木と障子で構成された和みの空間
地上38階、高さ約200mの大手町タワーの最上層6フロアに位置するホテル。全84部屋のスイートルームのバスルームは窓際に配され、檜の桶や椅子が備わり、日本式の風呂のスタイルに。 バスタブは肩まで浸かる深さで、花崗岩を「河北黒」(河北省の黒い石と呼ばれる御影石)と、ソフトレザーで仕上げて独特の質感に。バスタブからリビングへと雪見障子を隔ててつながる花崗岩のベンチは、日本家屋の縁側に見立てたものです。 ベッドルームとの仕切りにガラスと障子(強化障子紙)を使用。隣の部屋の雰囲気をほのかに伝え、閉塞感を和らげています。設計はケリー・ヒル・アーキテクツ。 いずれもラグジュアリーなホテルのバスルーム。考え抜かれたレイアウトや素材、色使いなど、自宅のお風呂の参考にしてみては?