台風特別警報とは? 数十年に1度の規模
気象庁は、数十年に1度の強さの台風について「台風特別警報」を発表する。 台風の特別警報は、数十年に1度しかないような強さの台風が日本に接近すると予想される場合に、暴風、高潮、波浪などを対象にして気象庁が発表する。最大級の警戒を呼び掛けるもので、これまでに経験のないような重大な危険が迫った異常な状況にある。
発表の基準は、台風の中心気圧が930ヘクトパスカル以下、または最大風速が秒速50メートル以上。沖縄地方、奄美地方、小笠原諸島については、中心気圧910ヘクトパスカル以下、または最大風速が秒速60メートル以上となっている。 台風の特別警報は状況の悪化を前に発表される。一方、大雨特別警報は、すでに大雨となっていて災害がすでに発生している可能性が高い状態にあるときに発表される。