宮崎市で鹿本高校のサッカー部員が救急搬送された落雷事故を受けて、熊本県教育委員会は近く調査委員会を立ち上げると発表しました。 　今年4月、宮崎市内のサッカーグラウンドに雷が落ち、鹿本高校のサッカー部員18人が病院に搬送されるなどしました。 　一時、心肺停止の状態だった1人の生徒は今も県内の病院に入院中で、まばたきをしたり、音に反応したりと回復する様子は見られますが、まだ完全には意識が戻っていないということです。 　これまでに、前日から出ていた雷注意報を指導者らが把握していなかったことなどが分かっています。 　県教委は学識経験者や医師弁護士ら6人で構成する「詳細調査委員会」を12月にも立ち上げ、事故の経緯や指導者らの対応を検証し、報告書をまとめるとしています。 　白石伸一教育長は「二度とこのようなことが起こらないよう再発防止に取り組む」とコメントしています。