ソフトバンク石川柊太、開幕ローテ入りあきらめない 12日の巨人戦でライバルと〝直接対決〟
ソフトバンクの石川柊太投手(32)が開幕ローテーション入りをあきらめない気持ちを示した。オープン戦初登板となる12日の巨人戦(鹿児島・平和リース球場)で先発する。「今シーズン初めての1軍登板。シーズンと同じ気持ちで投げる」と意気込んだ。 ■モイネロが危険な魚釣り上げた!?【写真】 宮崎春季キャンプでは終盤に右前腕部の張りを訴えて、調整ペースを落としていた。7日にあった関西独立リーグ選抜との2軍の練習試合(大阪・くら寿司スタジアム堺)で対外試合初登板。2回を2安打無失点だった。今回の試合に向けて「自分の持ち味であるアウトサイドの球をしっかり投げきりたい。(張りは)問題ない」と強調する。 1軍のマウンドに立つまでには時間がかかった。「焦る気持ちはあるけど、足元をしっかり見つめながらちょっとずつやった」と語った上で「開幕に向けて戦わせてもらえる場があることはありがたい。自分のできることをマウンドで表現するだけ」と鼻息は荒い。 中田賢一1軍投手コーチは「真っすぐの強さも出てきている」とうなずく。12日は開幕ローテーションを争う板東も投げる予定で、中田コーチも「開幕まで1カ月切っているし(2人にとって)すごく重要な一戦になる」と位置づけた。 11日は福岡県筑後市のファーム施設で調整した。巨人戦では4イニングを投げる予定。「自分は評価してもらう立場なので、万全を期して臨むだけ」と意気込んだ。(浜口妙華)
西日本新聞社