航空会社に自動払い戻し義務づけ、フライト欠航や大幅変更-米運輸省
(ブルームバーグ): 米運輸省の新たな規則により、航空会社は航空便がキャンセルまたは大幅変更となった場合、旅客に自動的に払い戻しをすることが義務づけられる。
24日に公表された規則では、米国発着および国内の全便について、乗客が払い戻しを認められる状況を説明している。旅行者による払い戻しの受け取りをより容易にすることと、航空各社の払い戻しに関する規定をより一貫したものにすることが目的。
同省によれば、2020年に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が猛威を振るっていた時期には、航空会社や旅行代理店による払い戻しの拒否や遅延に関連した苦情が航空旅行サービスの苦情全体の87%を占めていた。
新たな規則では、旅行者は預けた手荷物が紛失した場合も、手荷物手数料の払い戻しが受けられることになる。国内線はゲート到着後12時間以内に受け取れなかった場合、国際線ではフライトの長さに応じて15-30時間以内に荷物が戻ってこなかった場合となる。
原題:Airlines Must Now Pay Automatic Refunds for Canceled Flights (1)(抜粋)
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Allyson Versprille