静岡ブルーレヴズは昨季王者・東京ベイと31―31で引き分け 最大26点差も執念で追いつく…ラグビー
◆ラグビー ◇リーグワン 第13節(13日・アイスタ)静岡ブルーレヴズ31―31東京ベイ 静岡ブルーレヴズは執念で昨季王者・東京ベイと31―31で引き分けた。前半に5トライを奪われ最大26点差をつけられたが、後半に猛反撃。相手を0点に抑え込むと、WTBマロ・ツイタマ(28)らが次々とトライを奪い、後半終了間際にヴェティ・トゥポウ(24)が同点トライを決めた。 まればサヨナラで4連勝となる後半43分のコンバージョンキック。レヴズWTBキーガン・ファリア(29)の一撃は左に外れ、アイスタに集まった6423人からため息が漏れた。 それでも場内を一周するメンバーに、スタンドから大きな拍手が送られた。前半17分にノーホイッスルトライを決められ、一時は0―26と走られた。だが「24点差なら取り戻せると思っていた」とツイタマが振り返ったように、後半の猛攻が観客を沸かせた。 9、18分とトライを奪うと、得意のスクラムでも圧倒。「相手は体が大きいので後半に足が止まると思っていた」とSH岡崎航大(25)。そこを後半から出場したトゥポウら重量級メンバーが突いた。相手は反則で2人が一時退場して13人になり、34分にツイタマがトライを挙げ、ゴールも決まって5点差。36分にはトゥポウが約50メートルを独走して攻め込む。そして終了間際に相手の反則でボールを奪ってトゥポウが殊勲のトライ。摂南大から今季加入したルーキーは「ハッピーだよ」と目を細めた。 残り3戦。7位に後退して4位との勝ち点差は12。プレーオフへの道は厳しくなったが「次につながる」と岡崎は前を向いた。19日の東京SG戦にこの勢いをぶつける。(里見 祐司)
報知新聞社