毎月の辛い症状が楽になる!? 知っておきたい「自分でできるPMS対策」
「PMS(月経前症候群)」の辛い症状を、誰にも言わずに我慢していませんか……? 今回は生活にちょっとした工夫を取り入れることで、上手につき合っていける方法を、婦人科医の福山千代子先生に教えてもらいました! あなたはどのタイプ?【PMSタイプ診断】でチェック! 人には聞きづらい“女性特有の身体のお悩み”について、専門家にきちんと話を聞いて、正しい方法で問題解決を目指しましょう!【ViViフェムケア通信#6】
PMSは「なくす」のではなく「上手につき合う」ことを考えよう
「PMSって何?」編でも記した通り、生理前の心身の不調は「妊娠・出産」に向けた準備として、女性の身体に発生する自然な現象。 福山先生 PMSがあるということは、きちんと排卵している証でもあります。PMSの症状には個人差がありますが、『なくす』のではなく『上手につき合っていく』方向で、自分自身をケアしてあげるとよいでしょう!
とはいえ、辛い症状が毎月続くのはしんどいですよね。今回は生活に無理なく取り入れられて、症状が楽になる「自分でできる対策」を教えてもらいました。
知っておきたい、自分でできる3つの「PMS対策」
月に一度、生理とともにやってくるPMS。自分でできる対策を知っておくと、身体も心も楽に過ごせます!
PMSに悩む人全員に、福山先生は「生理の記録をつけること」を推奨しています。生理前のいつ頃から辛い症状が発生するのか。そして生理が始まって何日目くらいに症状が楽になるのか、メモしてみましょう。 福山先生 本来は基礎体温を測るとベストですが、そこまで厳密にしなくても大丈夫。1~2ヵ月記録すると、ホルモンの変化とPMSの関係性がつかめるはずです その結果、「この日は頭が痛くなりそうだから、痛み止めを飲んでおこう」とか「イライラしやすいから、人と会うのはやめよう」など、対策が立てやすくなるといいます。
腹痛や頭痛が辛い人は、血流が滞ると痛みも悪化しやすくなります。生理前はなるべく身体を温めてあげて。入浴はシャワーだけで済ませずに、できるだけバスタブにつかりましょう。 福山先生 血流促進効果に加え、入浴は副交感神経が優位になって、リラックスできる点もいいですね。お腹周りを温めるために、カイロや腹巻きもぜひ活用して!