地方の専業主婦から47歳で起業、3つの会社経営者に!意外な「人生激変のきっかけ」
女性の起業に冷ややかな時代
エステサロンを開業し、最初は1日2人お客さんが訪れる程度でしたが、テレビ番組でとりあげられたことがきっかけで、地元で人気のサロンへと成長。さまざまな偶然が重なり「生かされている」と感じたのだとか。 「もともとは起業しようなんて全く思っていなかったので、自分でも行動に驚きでした(笑)。当時、事業の届け出をした時も『どうせ主婦の遊びだろう』というような扱いをされましたし、まだまだ時代的に男尊女卑があり、地域的にも女性の起業に対しての価値観がまだ薄かったなと感じます」(那賀さん)
それでも「綺麗になる喜びを伝えたい」
それでも那賀さんが起業へと進んだのは、もっと世の人々に綺麗になる喜びを伝えたい、という思いからでした。 「肌の運動をすれば、化粧品は最低限にしても綺麗でいられるんです。でも、それを知らない人が多い。だから、自分が成功した方法をたくさんの方に伝えていこう、と思ったんです。もしそれが人のためにならないのなら、自然とうまくいかなくなるだろうし、別に辞めても良いとも思っていました。 でも結果的に今続けられているので、世の中に必要だったということなんですかね。『生かされているな』と感じます」(那賀さん) 那賀さんの、「世の中の人たちにより良いものを伝えたい」という思いが、厳しい時代を生き残るカギになったよう。 人々の美を追求する心は普遍的。今でこそ「女性の起業」はめずらしいものではなくなりつつありますが、いつでも求められるのは、ユーザーのためを思うことなのかもしれませんね。 <文/関由佳> 【関由佳】 筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。Twitter/ブログ
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