大阪環状線201系運行終了 担当運転士「オレンジはこれしかない」
大阪環状線201系運行終了 担当運転士「オレンジはこれしかない」
JR大阪環状線の象徴的なオレンジ一色の「201系」車両は7日午前、大勢の鉄道ファンに見送られながら運行を終了。その後、同社の吹田総合車両所森ノ宮支所へ戻り、後継車両である323系の隣へと入線した。 【映像】運行を終えた大阪環状線201系車両の京橋駅入線の様子(3分ごろから)
同支所では、201系の最終列車の運転を担当した坪本竜大運転士が車両を降りると、多くの職員が拍手や感謝の気持ちや写真を載せたメッセージを掲げ出迎えていた。 坪本運転士は、先月に今回の乗車を知らされた。最近では引退を知った鉄道ファンの姿を運転時に多くみかけるようになり、気持ちが高ぶってきたという。
報道陣の取材に応じた坪本運転士は「201系はブレーキ弁ハンドルで圧力をかけてブレーキをかけるので運転士の腕が重要視されます。323系は電気指令式なので。ブレーキの扱いは難しいと思いますし、大阪環状線に導入されたときもなかなかブレーキの扱いが難しかったんですが、経験していく中で腕を磨きブレーキをとっていきました」と振り返った。
この車両での運行が終了したことについては「103系のオレンジから乗ってきたので。引退が決まってから鉄道ファンの方々を環状線で多く見たことが201系の思い出になっている」などと話していた。 また「201系はほかの線路でも走っているんですけど『全体的なオレンジはこの車両しかない』と改めて思いました」と続けた。