副業詐欺疑い22人逮捕 全国で3千人、13億円被害か
高収入の副業を始めるための初期費用名目で暗号資産(仮想通貨)をだまし取ったとして、警視庁などの合同捜査本部は7日までに、詐欺の疑いで東京都港区、職業不詳岸本守恭容疑者(47)ら22人を逮捕した。警視庁捜査2課によると、グループは昨年1月以降、全国の約3千人から計約13億円を詐取したとみて調べている。 岸本容疑者がリーダー格とみられる。「スパイラル」などの会社名を名乗り、ネット広告や副業紹介サイトを通じて「出会い系サイトのサクラで月100万円の収入」などと勧誘。開始のために数十万~1千万円の「サポートプラン」の購入が必要だと説明し、暗号資産や現金振り込みで支払わせていた。