TRICK STARが名古屋モーターサイクルショー2024に展示したカワサキ「ZX-4RR」をチェック

「IKAZUCHI」マフラーでおなじみTRICKSTAR（トリックスター）。レーシングチームがサーキットで磨き上げた技術を惜しみなく注ぐ、レーシーなカスタムパーツはスポーツ志向のファンに強い支持を得ている。そんなTRICK STARが名古屋モーターサイクルショー2024に展示したカワサキ「ZX-4RR」には、興味深い新製品が多数装着されていた！ 【画像】TRICKSTARのZX-4RR用新アイテムをギャラリーで見る（11枚）

ZX-4RRをサーキット仕様に！専用ゼッケンプレートとオイルキャッチアンダーカウル

ZX-4RR[Kawasaki/TRICKSTAR]加圧時80PSを叩き出す400cc直列4気筒エンジン搭載機。もちろんサーキットでも活躍中。デモ機にはその魅力を更に引き上げるパーツを多数搭載。

TRICKSTAR代表・鶴田氏は自ら監督としてレーシングチームを率い、2023年からは鈴鹿8耐を含む「FIM世界耐久」へ挑戦中。そんなTRICKSTARのカスタムパーツには、生のレースシーンからフィードバックされた技術が存分に活かされている。今回紹介するZX-4RRのデモマシンにも、サーキットユースで活躍間違いナシのパーツで彩られていた。 まずは「KRT」カラーのライムグリーンに良く似合う、グリーンのゼッケンが貼られたフロントマスクに注目。EWCやアジア選手権で培った、空力性能のUPと整流効果を担う専用のスモークスクリーンを装備しているが、その上には見慣れないカバーが装着されている。これは参考出品されたフロントゼッケンプレートで、カウルやスクリーンにフィットした造形は空力性能を落とさず、レースで必須のゼッケンを貼り付けられるもの。スポーツ志向のマシンであることを強烈に主張する一品だ。 外装の変更点は車体下部にも。取り付けられた黒いカバーは、オイルキャッチ機能を備えるアンダーカウル。マシントラブルによるオイルの吹き出しに備え、レースでは装着が義務付けられていることも多いパーツだ。ZX-4RR専用らしく、スタンダードのシルエットは一切崩さず、それでいてレースユースへ適応する。こちらも参考出品だが、サーキット走行やレースを楽しみたいライダーにとっては待ち遠しいアイテムだ。

エンジンの真ん中で存在感を主張！新製品チタンラジエーターパイプ

人気のチタンラジエターパイプにZX-4RR/ZX-25R適合品が登場。ゴム製の冷却ホースを美しいチタンとすることで、ドレスアップに加えて冷却効果も得られる。

TRICK STARの製品、特にマフラーは美しい焼き色のついたチタンでも知られている。ところが今回のデモ車では、見慣れない場所にチタンカラーが輝いていた。これは新製品のチタンラジエーターパイプで、今回新たにZX-4RRやZX-25Rに適合する製品が発売されたもの。スタンダードではこの部分が黒いゴムホースとなっており、特に目に留まることはないが、ブルーの焼き色とTRICK STARのエンブレムが輝くパーツはスぺシャリティを一気に引き上げる。さらに冷却水のクーリングにも寄与するというから、ただのドレスアップには終わらない。

ディテールにも見どころ多数のTRICKSTARパーツが！

「政府認証フルエキゾーストマフラーIKAZUCHI」レースシーンでの経験をフィードバックしたストレート構造のサイレンサーを備え、レーシングマフラーのようなサウンドとパワーを放つ。

これらの新製品のほか、既に発売中で好評を得ているTRICKSTARのパーツを多数搭載。レース、サーキットユースの他、ストリートでもレーシーな雰囲気をまといたいライダーには必見のアイテムばかり。もちろんどのパーツも実用性を引き上げてくれ、ツーリングなどでも活躍するだろう。ZX-4RRをもっと便利に、そしてレーシーに仕上げたいオーナーは要チェックだ。