「熊本県知事選挙2024投票マッチング」利用者の結果を分析!最も重視された政策は?多く利用した年代は?(3月27日一部訂正)
利用者が重視していた政策は?どの候補者に多くマッチした?
今回の熊本県知事選挙2024投票マッチングは、全13問の設問分野から「重視する項目」を3つ選んでもらいました。 上位に入った項目をみてみましょう。トップは「若者定住促進策と高齢者福祉策のどちらかを優先政策として選ぶなら、若者定住促進策を進めた方がいいと思いますか」と政策の優先度を問う設問で、57.9%でした。 次いで、「以前から建設計画のある道路の整備より、懸念されているTSMC周辺の渋滞対策を優先すべきですか」(44.4%)、「既存の行政サービスの一部を縮小・廃止してでも財政健全化を進めていくべきですか」(37.6%)、「半導体関連企業の集積により、農地の工業用地への転換を進めるべきだとの意見に賛成ですか」(30.0%)と続きました。 2番目と4番目に、熊本県菊陽町に台湾の世界最大の半導体メーカー「TSMC」の工場が進出したことに関連する設問がランクインしました。 利用者がマッチした候補者の割合は、当選した木村氏が44.2%でトップ、次点の幸山政史氏が42.3%と僅差でした。毛利秀徳氏は8.9%、宮川一彦氏は4.6%でした。
人口減対策や渋滞対策に注目集まる!
最後にクロス集計の結果を紹介します。 最後にクロス集計の結果を紹介します。 県内在住の有権者が重視する項目に男女で違いがあるかを比較しました。1~5番目のうち「若者政策と高齢者政策」「財政健全化」「渋滞対策」「空港アクセス鉄道」の4問が共通しました。残り1問は、男性が「半導体関連企業の集積により、農地の工業用地への転換を進めるべきだとの意見に賛成ですか」(4位)が、女性は「県職員の管理職に占める女性の割合の目標を現在より高く設定して、積極的に登用すべきと思いますか」(4位)がそれぞれランクインしました。
最も関心が高かった設問「若者定住促進策と高齢者福祉策のどちらかを優先政策として選ぶなら、若者定住促進策を進めた方がいいと思いますか」では、賛成(「賛成」と「やや賛成」)が76.7%で、反対(「反対」と「やや反対」)の7.3%を大きく上回りました。
選挙後にもご注目!
投票マッチングは、政策によって利用者と候補者との一致度を図るシステムです。選挙では当選者が1人に絞られますが、当選後に新たなリーダーが政策を実現するためには多様な人の意見を取り入れて調整する手腕が問われます。 今回、あなたが関心を寄せた政策がどのように進んでいくのか?それともなかなか進まないのか?そうした目でこれからの熊本県政をみると新しい発見があるかもしれません。