「クラスター発生4業種、相当注意を」 西村担当相、解除42府県の経済活動再開にあたり
西村康稔経済再生担当相と基本的対処方針等諮問委員会の尾身茂会長(地域医療機能推進機構・理事長)は21日、記者会見し、新型コロナウイルスまん延に対する緊急事態宣言から大阪・京都・兵庫の3府県を外したと発表した。これより、解除された府県は42となった。 【会見ノーカット】近畿3府県で「緊急事態宣言」解除 西村担当相と尾身会長が会見
会見で西村担当相は「3府県を含めて、対象区域外の42府県は段階的に経済社会活動を引き上げていくことになる」と説明。一方、経済活動を再開する上では、いわゆる「3密」の状態を避けたり、人と人との距離を開けたり、感染防止策を講じていく必要があるとも述べた。 そして、西村担当相は「特にクラスターが発生した4業種、(1)接待を伴う飲食業(2)ライブハウス(3)カラオケ(4)スポーツジム――については相当注意していただきたい」と強調した。 また、5月中は、解除された県同士であっても「県境をまたぐ移動は自粛していただきたい」と述べた。 解除されていない首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)と北海道については「引き続き自粛をお願いしたい」と語った。