北朝鮮で暮らす寺越武志さん 動画など妹の元へ届く
北陸朝日放送
1963年に日本海で行方不明となり、現在は北朝鮮で暮らしている寺越武志さんの動画と写真が、金沢市にいる妹の元に届きました。 髪が白く、頬がこけた様子の男性。1963年、志賀町の沖合で漁をしていて行方不明となり、その後、北朝鮮で暮らしていることが分かった寺越武志さんです。 動画と写真を受け取った妹によりますと、今年9月に北朝鮮を訪れた、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係者が撮影しました。10月22日に妹の元に届けられ、武志さんから「お前も元気でおれよ。お互い頑張りましょう」と電話があったということです。 武志さんに会うため、2018年までに66回、北朝鮮を訪問した母・友枝さんは、今年2月、92歳で亡くなりました。妹は「兄に会いに行き母の遺骨を渡すための道筋を日本政府につけてほしい」と願っています。