2009年に「無形文化遺産」登録された「南米の伝統芸術」って何?
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように―ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月21日放送分のテーマは「タンゴの豆知識」です。
「タンゴ」は、南米アルゼンチンとウルグアイが共有する貴重な伝統芸術です。2009年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。 タンゴは大きく2つのジャンルに分けられます。1つは、アルゼンチンで生まれた「アルゼンチンタンゴ」です。演奏の際には「バンドネオン」というボタン式の鍵盤楽器が使われます。 もう1つは「コンチネンタルタンゴ」です。南米で生まれたタンゴがヨーロッパに渡り、新たに誕生したもので、「社交ダンスのタンゴ」とも呼ばれています。 コンチネンタルタンゴにはバンドネオンではなく、アコーディオンが使われます。また、アルゼンチンタンゴに比べ、ムード音楽のように柔らかいサウンドが特徴です。 代表曲に『ミリタリー・タンゴ』があります。ドイツの音楽家で「コンチネンタルタンゴの巨匠」と呼ばれるアルフレッド・ハウゼによるものです。