5月12日「母の日」 カーネーション出荷ピークも 電気代・運賃値上げで生産者苦悩
テレビ西日本
5月12日は「母の日」です。 贈り物として人気のカーネーションが出荷のピークを迎えていますが、生産者はさまざまな値上げに頭を悩ませているようです。 福岡県北九州市小倉南区の奥野農園では、赤やピンクのカーネーションが約1万6000株栽培されています。 特に人気なのは「プリティ」という品種で、小ぶりで花数が多いのが特徴です。
出荷は今がピークですが、今年は4月までの日照不足で、例年より1週間ほど生育が遅れていたといいます。 これを取り戻すため、初めて行われたのがー ◆奥野農園 奥野正也さん 「夜間に電気をつけたり消したりして、昼と夜を繰り返すような形で花の育成を進めました」 夜、電球の光を当てることによる生育の促進です。 当然、電気代がかかります。 さらに… ◆奥野農園 奥野正也さん 「運賃は結構…10年前から比べると倍近く上がっていますね」 この農園では、九州全域だけでなく、遠くは名古屋まで出荷していますが、『2024年問題』の影響で運賃も大幅に値上がりしています。
電気代高騰と運賃値上がりのダブルパンチ。 しかし奥野さんは、例年並みの値段で出荷するとしています。 ◆奥野農園 奥野正也さん 「お母さんに花をあげるというのも植物を触ることになるし、もらう方も植物を触ることになるので、植物をめでてほしいというのが一番の思いです」 出荷は、5月10日まで続くということです。
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