構成上、3部作では区切りが難しいという懸念も？

60分まで拡大の最終回はどこまで描かれるのか？　画像は『鬼滅の刃 柱稽古編』第1弾キービジュアル　(C)吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable

　そのほかの懸念点として、『無限城編』は、多拠点で同時進行するバトルや回想シーンが織り交ぜられた構成になっているため、区切るタイミングも難しい点があります。「最終決戦に入ってから映画化したほうが観やすそう」「丁寧に描かれたTVアニメでじっくり楽しみたい」など、TVアニメ放送を望むファンの声も多いです。 　たしかに、『無限城編』の途中まではTVアニメで描き、その後に劇場版へつなげるという可能性もあります。たとえば、猗窩座戦の決着後までをTV放送で行い、以降の展開は劇場版で描くという流れです。 　あるいは物語や登場人物の根幹に関わる重要な部分は丁寧に描いて、他はさらっと駆け抜けることでメリハリをつけて劇場版3部作におさめる、もしくは最終決戦とエピローグまでを忠実にTVアニメで描いて、後から大きな見どころの部分を中心にした劇場版を公開する、という可能性もあるでしょう。 　また、ネット上では『無限列車編』のように、映画公開後にTVアニメで放送するという形での展開を望む声もあります。ただ、『無限列車編』と比べてもかなり長いエピソードであるため、放送が始まるまで時間がかかってしまうかもしれません。 　緊迫感あふれる闘いと感動が連続する『鬼滅の刃』のクライマックスは、さまざまなアニメ化のパターンが考えられます。『柱稽古編』放送終了後、公式発表はあるのでしょうか。 　TVアニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』の最終回第8話は、全国フジテレビ系列（※一部地域を除く）にて6月30日（日）夜11時15分～夜12時15分に放送予定です。