大河ドラマで再注目の滋賀県・大津で行くべきグルメスポット5選
コロカルニュース
■紫式部ゆかりの〈石山寺〉の参道に位置する〈石山テラス〉 現在NHKで放送している大河ドラマ「光る君へ」。主人公である紫式部ゆかりの地のひとつが、滋賀県の大津市にある〈石山寺〉です。平安時代、石山寺にお参りした紫式部は、びわ湖に映る中秋の満月を見て『源氏物語』を起筆したと言われています。 【写真で見る】全国に近江牛の名を知らせた老舗の、期間限定メニュー「紫式部近江牛御膳」 石山寺の創建は奈良時代、聖武天皇の命によって瀬田川のほとり、伽藍山の麓に建立されました。平安時代には石山寺へお参りする「石山詣」が貴族たちの間で流行しました。 石山寺はその名の通り、国の天然記念物にも指定されている硅灰石の上に、数々のお堂が建てられています。 そんな大津の名所石山寺の参道に2022年4月にオープンしたのが、スイーツ&ベーカリーが4店舗入る複合施設〈石山テラス〉です。 お芋スイーツ専門店〈芋屋十三〉は、〈石山寺〉が日本最古の巡礼の路である西国三十三所の「第十三番」だったことに由来します。産地・品種から厳選したさつまいも使用し、独自の二段階焼成によって甘みを引き出した「焼き芋」(400円)や、目の前で出来たてを提供する「絞りたて お芋のモンブラン」(850円)などが名物です。 〈石山寺プリン本舗〉では、近江八幡市の高木牧場の牛乳を100%使用するなど滋賀県産の素材にこだわり、ひとつひとつ手づくりしたプリン(1個400円~)を販売しています。生クリームをたっぷり使ったなめらかな口溶けが特徴のプリンで、甲賀市の朝宮茶や守山市のモリヤマメロン(期間限定)などを使った多彩なフレーバーのプリンも味わうことができます。 information 石山テラス 住所:滋賀県大津市石山寺3-1-7 営業時間::00~18:00 店休日:不定休 TEL:077-548-8810 ■全国に近江牛の名を知らせた老舗〈松喜屋〉 滋賀県といえば近江牛の名産地。明治初期に近江牛の生産体制を整え、東京や横浜への輸送・販売に注力し「近江牛肉」の名を全国に広めたのが〈松喜屋(まつきや)〉の先祖である西居庄蔵翁です。庄蔵翁は、明治16年に創業した〈銀座の松喜屋〉に近江牛を一手に納入し、明治・大正・昭和の三代にわたり宮内庁御用達として近江牛を納めてきました。 そんな歴史ある〈松喜屋〉は、国内外の観光客だけでなく、滋賀県民がお祝いの際に利用するなどいまなお人気の近江牛専門店です。本店レストランには日本最大級の長さを誇る31席のステーキカウンターがあり、ステーキだけでなく40種類以上にわたる牛肉の創作料理を味わうことができます。 近江の魅力を存分に味わえるのが、2024年11月30日までの期間限定で登場している「紫式部近江牛御膳」(5500円~)です。十二単になぞらえ近江牛のローストビーフなど12種類の食材で構成されたサラダや、紫式部の好物だったと言われるイワシの南蛮漬け、近江牛の手毬寿司にステーキ、「蘇」をイメージしたチーズケーキなど、紫式部のストーリーとともに味わえます。 information 松喜屋 住所:滋賀県大津市唐橋町14-17 営業時間:11:30~15:00(LO14:00、土日11:00~)、17:00~21:30(LO20:00) 店休日:不定休 Tel:077-534-2901