日本、20日未明にUAE戦 平河「準備できた」―サッカー男子
【ドーハ時事】カタールで行われているサッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23(23歳以下)アジア・カップで、日本は19日午後6時半(日本時間20日午前0時半)からアラブ首長国連邦(UAE)との1次リーグB組第2戦に臨む。 勝てば他会場の結果次第で準々決勝進出が決まる可能性がある一戦で、「勝つための準備ができた。それを体現する」と意気込むのが、サイドアタッカーの平河悠(町田)だ。 佐賀東高から山梨学院大を経て町田でプロになった。決してエリートとは言えない経歴からこの世代の代表に選ばれるようになったのは、武器のスピードを生かして攻守で献身的に戦える選手だからだ。 試合の中でダッシュをした回数をデータ化したJ1の総スプリント回数ランキングで、平河はここまで堂々の1位。J1初挑戦の町田が好発進した原動力の一つになっている。 走る最高速度を上げるトレーニングとけがを予防する地道な取り組みのおかげで、スタミナもついた。今大会は基本的に中2日での試合が続くが、「みんなでいい準備をすれば乗り切れる。優勝するための体には持っていける」。8大会連続12度目の五輪を目指す大岩ジャパンにとって、頼もしい存在だ。