【卓球】平野美宇がベスト8で敗退 土壇場から3ゲーム連取も韓国のシン ユビンの前に一歩及ばず
◇パリオリンピック2024 卓球 女子シングルス 準々決勝(大会7日目=日本時間1日、パリ南アリーナ) 【画像】フルセットまでもつれる熱戦を見せた平野美宇選手 卓球・平野美宇選手が準々決勝に出場。世界ランク8位の韓国のシン ユビン選手との大熱戦のすえ、惜しくも敗れました。 落ち着いた表情で試合に向かった平野選手ですが、第1ゲームはシン選手の猛攻を受け「4-11」で落とします。第2ゲームも先制点を奪われる中、一時逆転するも「7-11」で落としました。さらに第3ゲームも鋭いコースで得点を重ねるシン選手。平野選手は「5-11」で第3ゲームを落としました。 ここまでゲームカウント「0-3」とし、平野選手は準決勝進出に向けて、1ゲームも落とせない土壇場を迎えます。 第4ゲーム、平野選手は連続ポイントでゲームの主導権を握ります。サーブのターンをしっかりとものにすると、ラリーでも得点を重ねる平野選手。そのままリードを守り、「11-7」でこのゲームを手にしました。 続く、第5ゲーム。平野選手の猛攻に、これまで柔らかな表情で試合を進めていたシン選手からも笑顔が消えます。一進一退のシーソーゲームとなる中、両者大きな声をあげながら攻撃を続け、平野選手が「11-8」で、2ゲームを連取しました。 さらに第6ゲームは、第5ゲームをさらに上回る大熱戦となります。平野選手が得点すれば、シン選手が得点と、交互に得点を重ねる展開が続く中、平野選手が連続得点でリード。しかし再びシン選手が連続得点で追いつきます。ここでラリー戦をものにした平野選手が「11-9」で3ゲーム連取しました。 迎えた最終第7ゲーム。このゲームを手にした選手が勝利します。 シン選手が先制点をあげ得点を重ねるも、平野選手が連続ポイントで逆転。しかし、シン選手も得点を重ね逆転。一進一退の攻防を見せます。デュースまでもつれるも、一歩リードしたシン ユビン選手が勝利。大熱戦のすえ、平野選手は一歩及ばず、ベスト8で敗退となりました。 試合後には熱戦からか、両者とも目に涙を浮かべ、会場をあとにしました。