【速報】京都・千本釈迦堂の菩薩像を国宝に指定
京都市の通称、千本釈迦堂にある木造の菩薩像が新たに国宝に指定されることになりました。 国の文化審議会は、京都市上京区の千本釈迦堂の名で知られる、大報恩寺にある木造六観音菩薩像と木造地蔵菩薩立像について、国宝に登録することを文科大臣に答申しました。 これらの菩薩像は、鎌倉時代の仏師・肥後定慶が統率して造らせたとされていて、この時代の六観音像で、すべて揃うものは唯一であることなどが評価されました。 地蔵菩薩像は、作風などが共通することから、六観音像と一揃いとして造られたとみられます。 また、今年は六観音像が制作されてからちょうど800年の節目に当たるということで、住職は「不思議なご縁でありがたい気持ちでいっぱい」と喜びを語りました。 指定された菩薩像は、審査のため持ち出されているものを除き、大報恩寺で公開されています。
ABCテレビ