鎌田大地が受けた人種差別に対する調査が終了へ…クリスタル・パレスが現地警察と連携も加害者を特定できず
クリスタル・パレスの鎌田大地が受けた人種差別に対しての調査が終わったようだ。 今夏にラツィオを退団した鎌田は、フランクフルト時代の恩師であるオリヴァー・グラスナー監督が指揮するクリスタル・パレスに加入。ここまで公式戦全14試合に出場して2ゴール2アシストを記録する同選手だが、9日の0-2で敗れたフラム戦の後半にレッドカードを提示され、一発退場に。 すると、ピッチから退こうとする鎌田に対して、本拠地セルハースト・スタジアムのホームセクションのファンから人種差別的な行為があったことが発覚。そして、クリスタル・パレスは加害者を特定するための調査を開始することを発表していた。 クリスタル・パレスはロンドンのメトロポリタン警察と協力して調査を開始し、監視カメラによる動画を確認したものの、犯人を特定することはできなかったようだ。 メトロポリタン警察はイギリス『イブニング・スタンダード』に対して「私たちは11月9日土曜日の試合中に起きたクリスタル・パレスの選手に向けた人種差別に対しての通報を受けた。これは第三者からの情報だった。警察官はクラブやグランドで働いていたスタッフと連携を取ったが、加害者の特定には至らなかった。捜査は終了するが、新たな情報があればこの決定は見直される可能性がある」とコメントした。