梅雨の熱中症は気温でなく “湿度” に要注意「100%近いとかなり危険」予防法は暑さに慣れて汗をかく「お風呂に入ることもトレーニング」
スーパー「アルゾ」では2024年から、従業員の夏服の基準を変えました。 もともとシャツは、えり付きのタイプと決められていましたが、熱中症予防などの観点からTシャツでも勤務できるようにしました。ズボンもチノパンなどが認められています。 店舗スタッフ(40代) 「動きやすくなった。暑さで薄着ができるのはすごく助かる」 アルゾ高陽深川店 西田敬佑 店長 Q. 服装以外の対策は? 「冷房の設定をレジは低めに。休憩室に塩分チャージなどを置くなどサポート。顧客と従業員の満足度を上げられたら」 ■室温が27℃でも湿度次第で警戒が必要 熱中症の危険度を表す「暑さ指数」があります。30℃以上は、ほとんどが警戒が必要になっています。 ただ、気温がさほど高くなくても、熱中症の警戒が必要です。例えば室温が27℃で湿度が75%の場合、暑さ指数では「警戒」のレベルになり、積極的に休憩することが必要です。 また、日光の影響を考慮すると、これ以上に用心するべきで、いかに湿度の影響が大きいかわかると思います。 熱中症に特に注意したい世代は、まず肥満体型の人(BMI26以上)。脂肪に熱がたまりやすく、標準体型の人より、熱中症リスクが3~4倍高い研究結果も出ています。 高齢者や子どもも、汗をかきにくい世代です。このため、周りの家族が、体調の異変に気づくことも大切です。 もし熱中症になってしまったら、太い血管が集中している、首・わきの下・足の付け根を冷やして安静にすることをお勧めします。
中国放送