バンタム級4団体世界ランカー堤聖也 世界王者が全員日本人で「全部取りたくなりました」
ボクシングのバンタム級で主要4団体の世界ランク入りしている堤聖也(角海老宝石)と日本フライ級王者の飯村樹輝弥(同)が18日、東京都墨田区のひがしんアリーナで開催された「すみだボクシング祭り」に出演後、取材に応じた。 堤はWBA・IBF3位、WBO8位、WBC11位につけている。 バンタム級で4団体全て日本人が王座に就いている現状について「4人の中に僕がいないから腹が立っているけど、取りあえず1本取れば他のチャンピオンも注目してくれる。全員日本人だし、誰にも負けたくないですよね。全部取りたくなりました」と話し、中でも「拓真ですね」と、高校2年時にインターハイ準決勝で敗れたWBA王者・井上拓真(大橋)の名を挙げた。 世界挑戦について「(次に)できたらうれしいですけど、いつ話が来ても戦えるように準備はしている」という。 日本タイトルを2度防衛している飯村は次戦について「早くて8月ごろだと思います」との見通しを示し、「堤さんが世界を視野にやっている。(自分も)一戦必勝でやっていればつながると思います。どのラウンドでも倒せるボクシングを確立、完成させたい」と、堤に続く構え。 堤は「自分たちみたいにコツコツやってるやつらが世界を取れるって証明したいですね」と意気込んでいた。